足つきを劇的に改善?バイク用厚底ブーツのコダワリが凄かった!

男性の平均身長よりは小さめ。どうもワールドウォークの番頭さん相京です。

バイク関係のライターさんって意外と身長高くないですか?著名な方に限って身長が高いので足つきのインプレッションがいつも参考になりません。

バイクの足つきはシート幅、サスペンションの硬さなどによって大きく左右され、シート高の数値だけでは判断できませんが僕の場合シート高830mm以上だと足つきが少し不安になる傾向があります。

ローダウンキットもありますが確実にバイクの動きが変わってしまいます。しかも装着してみないと動きがわからないので安易に試す事はできません。シートのアンコ抜きをしちゃうと座り心地が悪くなってしまいますし・・・

試乗インプレッションの経験を通してそれなりに対応策は身につけているものの、いまだに「もう少し身長があったら気軽にバイクに乗る事ができるのに」と思う事があります。

今回そんな僕にピッタリの商品を発見したので製造メーカーさんに取材に行ってきました。なんとバイク用の厚底ブーツです。

  • それって操作感はどうなの?
  • 足つきはどの程度かわるの?
  • 道を歩く時には違和感はないの?

興味はつきません!

結婚式の時に厚底ブーツを履きましたが正直歩きにくかった印象があります。

今回はバイク用厚底ブーツを販売するWINGLOVE(ウィングローブ)さんに伺ってNIKENの試乗で足つきの大事さを痛感したという当サイトのインプレッション担当ライターrurikoちゃんと一緒にお話を聞いてきました。

ライダーをサポートしたいという想いからバイク用厚底ブーツは生まれた

代表取締役の藤林さん(写真右)とモーターサイクル事業部の二木さん(写真左)に対応して頂きました

代表取締役の藤林さん(写真右)とモーターサイクル事業部の二木さん(写真左)に対応して頂きました

――なぜバイク用ブーツを作ってみようと思ったのですか?

藤林さん「うちの製品の企画はライダーを助けたい。という想いからすべての製品が生まれています。厚底ブーツも足つき性に悩む方を助けたいと思って作り始めました」

藤林さんはバイクバブル絶頂期にレース活動をしていたそう。レース活動を辞めてからはバイク業界から遠ざかっていたそうですが、久しぶりにバイク用品店に並んでいるライディングシューズを見て愕然としたそうです。

藤林さんはアパレルメーカーなどからOEMで靴の受注を受けて製造するお仕事を生業としています。バイク用品店で見かけたブーツは「アパレルメーカーから受注しているブーツにシフトガードをつけただけ」という仕様に見えたのだとか。

藤林さんは「ライダーにとって快適で安全性の高いブーツを提供したい」という想いからバイク専用ブーツの企画をスタート。厚底ブーツはその形の一つとのことでした。

厚底ブーツを幅広くラインナップ

藤林さんの話はわかりやすく取材に同行してrurikikoちゃんもブーツに関しての知識が深まったようです

藤林さんの話はわかりやすく取材に同行してrurikikoちゃんもブーツに関しての知識が深まったようです

――御社の主要なライディングブーツはそれぞれ厚底ブーツがバリエーションモデルとしてラインアップされています。やはり需要に応じて増えていったのでしょうか?

藤林さん「まずレディースモデルを先にリリースしたのですが、女性は男性に比べてお洒落に対してコダワリが強く形や色のバリエーションが重要です。そのため需要に応じて種類を増やしたのではなく初めから幅広くラインナップしました」

足つきに悩む女性ライダーをサポートしたいという想いから企画がスタート。しかし意外にもバイク用品店の反応は冷ややかだったそうです。

ライダー人口全体からすれば女性ライダーは少数。そのためバイク用品店でも女性用のライディングシューズを多く陳列するのは消極的。それが逆に藤林さんに火をつけたのだとか。

女性はお洒落でこだわりも強い。だから折角作るならこだわりに答えられる製品をリリースしたい。藤林さんはWINGLOVEがラインアップしているすべてのライディングシューズにバリエーションモデルとして「厚底」を設定。カラーバリエーションも各色に対応したというのだから驚き。

メンズモデルはレディースモデルの後にリリース。こちらはカラーバリエーションに関しては限定しているとの事でした。

バイク用厚底ブーツのコダワリに関して聞いてみた

ソールの部分は何度も試作を繰り返して製作したとのことでした

ソールの部分は何度も試作を繰り返して製作したとのことでした

――嫁の身長が高いので結婚式で厚底ブーツ履いたんですが正直歩きにくかったです。WINGLOVEのバイク用厚底ブーツはどうなのでしょうか?シフトチェンジやブレーキ操作がやりにくくなりませんか?

藤林さん「バイクの操作を煩わく感じてしまったら、バイク専用にする意味がありません。ソールの部分はポイントによって厚みを変える事で操作しやすくしています」

厚底ブーツと言うと踵の部分が高くなっているイメージがありますが、バイクの足つきに関してはつま先部分が重要。そのためつま先部分はしっかりと厚くしているものの、踵部分に関しては少しだけにしているとのことでした。そうする事でバイクを降りた後も歩きやすくなるのだとか。

更にブレーキやチェンジペダルの操作をしやすくするためにヒールを工夫し自然にステップにフィットするような形に。土踏まず付近はソールを薄くする事で稼動しやすくなる工夫もしているとのことでした。

お客様からの反応を聞いてみた

お客様が最高の広報マンと語ってくれました

お客様が最高の広報マンと語ってくれました

――ご購入いただいたお客様からの反応はどうですか?

藤林さん「最近はイベントなどに出店する事が増えてきたのですが、以前購入してくれたお客様がご友人を連れて来てくれる事が多いんです。これって最高に嬉しい瞬間ですよね」

藤林さんは製品の事をきちんと理解してもらった上で購入してもらいたいのだそう。イベントなどで商品を見てくれたお客様には可能な限り時間を割いて製品の事を説明するのだとか。

そうすると次のイベントの時には新しいお客様を連れてきてくれるんだそうです。前回のイベントで藤林さんがお話ししたこと。実際に自分が使ってみて良かったポイントなどを説明するから高い確立で買ってくれる。

売れる事も嬉しいけれど、製品の良さを知ってくれて、それを他の人に伝えてくれる瞬間は最高の喜びの瞬間なのだとか。

厚底ブーツを借りてみました!

別売りの疲れなインソールを入れると疲労、匂い蒸れの軽減になるとのことでした。

別売りの疲れなインソールを入れると疲労、匂い蒸れの軽減になるとのことでした。

藤林さんがレース活動をしていた頃のバイク業界の勢いはすごかったのだとか。

「二輪業界がもう少し元気になれば良いかな。そのための商品をリリースしていければいいよね」と藤林さんは語ってくれました。

取材の現場でフィッティングしてお借りする靴を選んで頂きました

取材の現場でフィッティングしてお借りする靴を選んで頂きました

藤林さんのお話を通して製品のこだわりは感じられましたが実際に使ってみないと使用感はわかりません。そこで僕とrurikoちゃん一足ずつ靴をお借りしてインプレッションさせて頂く事になりました。女性目線と男性目線でバイク用厚底ブーツを試してみたいと思います。

バイク用厚底ブーツインプレッション記事は近日公開予定です!

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