洋服は大好きですが、センスはゼロです。
こんにちは、ワールドウォーク番頭です。
個人的に推しているブーツメーカー、WILDWING。
元レーサーの社長、藤林さんは「ライダーに向けたブーツを作りたい」というコンセプトで靴作りしています。
近年では僕のような低身長ライダーにとっての救世主、厚底ブーツが人気。
取材以来コダワリに惚れて、定期的にホームページを見ているのですが、なかなか新商品がでません。
普通用品メーカーさんって毎年何らかの製品をリリースします。
ところがWILDWINGさんに限っては新商品がリリースされないのです。
前置きが長くなりましたが、そんなWILDWINGさんから満を持して新商品がリリースされました。
それがこれだ!
バイク用ロングブーツ

バイク用ロングブーツ
おおおおお・・・町で女性が履いているのは日常的に見かけますが、正直メンズはあまり見かけません。
お洒落レベルの低い僕認識だと、ここまでロングのブーツはビジュアル系バンドの人たちか競馬のジョッキーしか履かないイメージです。
新商品があまりにもニッチ過ぎて面食らってしまいましたが、ちょうどrurikoちゃんが「買いに行く」というので、
なぜ新商品がロングブーツなのか?メンズの需要はあるのか?藤林社長に聞いてきました。
バイク用ロングブーツ開発の経緯

藤林社長にご対応頂きました
――久しぶりの新商品がロングブーツという事で驚きました。
藤林社長「商品開発は僕が進めています。いくつもの製品を並行で進めていく中で完成まで進んだものがロングブーツという事になります」
――正直今回の製品はかなりマニアックだなと感じたのですが。
藤林社長「革のロングブーツは以前からリクエストを頂いているものだったので、マニアックな製品を作ったという実感はありません。ただ確かに男性用は珍しいかもしれませんね」

rurikoちゃんは一目ぼれしたそう
ruriko「私はインスタグラム用の撮影をする時に、足が細く長く見えるのでロングブーツを履きます。ただ正直動きにくいですし、履いたままバイクを運転することはなかったんです」
藤林社長「もちろん今回の製品はバイク用なのでバイクの操作を邪魔することはありません。それと女性用は足が長く見えるように厚底にしてあります。足つきが良くなりますし、映える写真も撮れると思いますよ」
――これぶっちゃけ僕のお洒落レベルが低すぎるからかもしれないですけど、男性が履く時にどんな服に合わせればいいのか見当もつきません。
藤林社長「シルエットにはこだわって作ったので、細身のパンツならブーツインして履けますし、ゆとりのあるパンツならブーツの外にしちゃうことも出来ちゃいますよ。服装も意外となんにでもあうので試してほしいですね。
――ブーツにパンツを被せちゃったら意味がないんじゃ・・・
藤林社長「この時期だとメチャクチャ防寒性に優れているんですよ!それに厚い革で作ってあるので、もしもの時の防御力に優れています」
――取材なのでぶっちゃけ聞きますけど、これって男性の需要あるんですか?
藤林社長「女性からの要望が多く企画した商品ですが、リリースしてみたら男性からの問い合わせが多く驚いています。クラシック系のバイクに乗っている方からの問い合わせが多い印象です」
紐あり、なしモデルがラインナップ

紐なし、ありのモデルがそれぞれ用意されている
紐ありのモデルはきつく締める事ができるので、結果的に細身のシルエットにすることができるそう。

紐ありモデルの方は赤丸の部分に切れ込みがあるので、足が曲げやすくできている

どちらもサイドファスナー採用
実際の履き心地をチェック!

rurikoちゃんは、なんと紐あり、なしの両方を購入。
今回はほぼ新品状態の製品を試し履きさせて頂きました。
かなり分厚い革が使われているので、相当足が曲げにくいのではないか?と思っていましたが杞憂でした。
「数十回屈伸してもらえれば、どんどん馴染みます」
とのことでしたが、紐ありモデルの方は履き始めから動きにくさは感じませんでした。
紐なしのモデルは少し硬くてシフトチェンジ大変そうだな・・・と思ったのですが屈伸しているうちに、どんどん馴染んで履きやすくなりました。

屈伸で出来たしわ部分
屈伸していたら靴の表面のしわ部分が白くなっているのに気が付きました。
藤林社長に、この症状を確認すると、
「動きやすくするために通常では考えられない量のオイルを革に染み込ませています。そのため動いているうちに滲み出してくるんです。ただ最初だけなので布で拭き取るか、少量のオイルをつけて馴染ませてやれば大丈夫です」
との事。
工場としては、そんな量のオイルを含ませたら革が駄目になる!と拒絶されたそうですが、先に素材を買い取るからやってくれ!と無理やり頼み込んだそう。
相変わらず製品に妥協は許さないスタンスです。
サイズのお直しサービスも

rurikoちゃんのサイズ直しは、なんと藤林社長の奥様が担当!綺麗な方でドキドキしました。
紐タイプは締めればシルエットの調整ができますが、紐なしタイプは人によっては少し緩めになってしまう事も。
そうするとスーパースポーツバイクのようなポジションで使うと膝裏に当たって痛みが出てしまう事があるんだとか。
その場合はプラス5000円程度でサイズ直しも可能だそう。
オールレザーでこれは超破格!

スタッフさんのバイクに跨って写真を撮らせて頂きました
オールレザーロングブーツのお値段は、
紐なしメンズ ホーク WWM-012 26400円(税込み)
紐ありメンズ ストーク WWM-013 27500円(税込み)
紐なしレディース ピーコック WWM-011ATU【厚底】27500円(税込み)
紐ありレディース ストーク WWM-013ATU【厚底】28600円(税込み)
・・・うん、相変わらず安い。
いやアラフォー子供2人の僕的には3万円近い靴は高級品です。
ただWILDWINGの靴は品質に対してお値段が安めに設定されています。
特に今回のロングブーツに関しては「ぜひ試して欲しい」という気持ちが強く、価格設定もかなり下げているんだとか。
ふくらはぎまで、しっかりと厚い革で守るロングレザーブーツは「もしもの時」の防御力も抜群。
是非試してみてはいかがでしょうか?
特に女性に関してはrurikoちゃん曰く「一般的なアパレルブランドの製品と比べても足が細く見えるし、動きやすくて良きです」との事でした。
rurikoのyoutubeチャンネルでも詳しくインプレしています