こんにちは、革ジャンが似合う大人の男になるべく絶賛ダイエット中です!ワールドウォークの番頭さんです。
先日カドヤの2019年秋冬のプロモーションムービーが公開されました。様々な媒体がプレスリリースを取り上げていたので目にした人も多いと思います。
ところであなたにとってカドヤってどんなイメージですか?
アラフォーライダーの番頭さんにとってはカドヤといえばハードな革ジャンを作っているイメージでした。でもPVを見たら革ジャンじゃなくてお洒落なナイロンコートが登場していてビックリ!
「今のカドヤってどんな感じなんだろう?」
単純に興味を持った番頭さんは動画の内容も含めて色々と取材してきました。
カドヤは東京下町、浅草のメーカーです

現在5店舗を展開するカドヤ。本店は浅草
カドヤの製品はバイク用品店などでも購入可能ですが、直営店が東京、仙台、名古屋、大阪、福岡にあります。
東京の浅草にある店舗の2階より上に本社や工場があります。
今回は本社の会議スペースをお借りして取材させて頂いたのですが、一階の店舗を拝見するとお洒落なセレクトショップのような印象を受けました。
僕が知っているカドヤのハードなイメージは少しずれているようです。
企画室のお二人に対応して頂きました

左から企画室の小谷さんと長尾さん
――2019-2020秋冬モデルコレクション用のプロモーションムービーが公開されました。まずは今期の秋冬モデルの特徴やコンセプトがあれば教えてください
小谷さん「僕は企画室の中でもデザインを担当しているのですが、この時期にご用意できる製品は1年半ぐらい前から準備しています。流行りのスタイルを取り入れるというよりは、脈々と受け継がれてきたカドヤのスタイルを現代に落としこむ事をコンセプトとしています」
――動画に出ている製品や店舗を見て驚いたんですけど、アラフォーライダーの僕が知っているカドヤのイメージとは少し違ってきているなと感じました
小谷さん「カドヤといえばバトルスーツや映画アキラの金田の革ジャンのイメージを持っている方も多いと思います。ですがカドヤの製品は以外とフレンドリーなんだという事も知ってもらいたいですね」
動画の舞台となった町は?

企画室では主にプロモーションを担当している長尾さん
――今回の動画は東京の下町が舞台となっていますがロケ地にコダワリはあったのでしょうか?
長尾さん「カドヤは創業以来ずっと浅草で商いをさせて頂いていますので、創業の地をロケ地にしたかったのはありますね。動画に登場したデンキヤホールは浅草でも超有名店、中華屋さんは社長の親戚のお店なんですよ」
――カドヤといえばアキラの金田の革ジャンを製造していた事でも有名ですが、まさに動画はアキラの舞台「ネオ東京」の感じがありましたね!
長尾さん「それは今回の動画監督をブラジル人が担当してくれた事が影響しています。外国人から見た日本は台湾や中国のようなネオンのイメージが強いようです」
デザイン担当の小谷さんは動画にも登場

小谷さんには撮影で使われたジャケットの説明もして頂きました
――小谷さんは動画に登場する男性三人のうちの一人ですよね?他の方はどうやって選ばれたんですか?
小谷さん「モデルさんを使う予定だったんですけど、天候の関係で何度も撮影日が変更になってしまったので結果的に登場人物は身内で固める感じになってしまったんです。僕以外の二人は東京本店の店舗スタッフと懇意にさせて頂いている靴メーカーのプレスの方にお願いしました。でも結果的には一人だけモデルさんを使ってしまうと浮いてしまうので、雰囲気をあわせる意味でも良かったんじゃないかと思っています。」
――撮影で使われていたヘルメットやバイクなどはジャンルがバラバラのように感じました。
小谷さん「カドヤのデモ車のカワサキZ1R、ファンティック・キャバレロのフラットトラックなど排気量もジャンルも異なる車両を用意しました。選んだ理由は街に映える事が第一ですが、カドヤの製品もカテゴリーを越えて使っていただきたいという思いも込めました」
動画の最後に表示されるキャッチコピーにはどんな意味が?
――動画の最後には「Specificity communality universality.who are you?Who do you think you are」というメッセージが表示されました。これはどんな意味が込められているのでしょうか?
小谷さん「カドヤの製品は2000年ぐらいから徐々にシンプルになってきました。それまでの製品は尖った製品が多かったように思います。ただ変わらないのは積み重ねてきた確かな技術力。バトルスーツは形に目がいきがちですが他のメーカーには絶対に作れないと断言できます」
――カドヤのヘッドファクトリーでは職人さんが一人で全ての工程をこなす「職人一人一着縫い」をしていらっしゃいますよね
小谷さん「そうなんです。僕らには圧倒的な技術力がある。それは普遍的なものです。ですがお客様のニーズに合わせて製品の形やデザインは変えていかなければいけません。だからあのメッセージは自分達に対してのものなんです」
若手スタッフが踏み出すカドヤの新たなる一手

カドヤから少し歩くと花やしきや雷門が。
取材させて頂いた企画室のお二人は20代と30代。若いのにカドヤというブランドを理解し、これから先の10年どのように成長させていくのかを真剣に考えていらっしゃいました。
「若い僕らが色々な事にチャレンジする。それを受け入れてくれる会社には感謝しています」
取材中にそのように語るお二人が印象的でした。
僕は仕事で色々なメーカーの広報とお話ししますが、バイク業界で一番チャレンジングな姿勢で取り組んでいるように思います。
今後のカドヤに期待しつつ、自分が番頭を勤めるワールドウォークの成長にも繋げなければいけないなと感じる取材となりました。
カドヤ2019秋冬のプロモーションムービー
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