車重30kg台の原付2種!電動バイクの時代は既に来てた!【マーベリックS1-1000】

電動化の時代に生きるみなさまこんにちは!けんです。

今回はなんと、電動バイクをインプレします!
その名もMarverick S1-1000!ナンバーはピンクで、いわゆる原付2種にあたります。
電動って言われても出川哲郎のあの番組しか思い浮かばない…実際どうなの?!ってところを詳しくインプレします!

今回の獲物、Maverick S1-1000

今回はMaverick TechnologyのS1-1000という車種をインプレします!

性能とかどうでもいいけど、クソカッケェ。
バイクと自転車の間を取ったデザインですね。

バイクに寄せた製品はダミーのガソリンタンクを付けて、見た目をバイクに近づけたりしますがS1-1000はダミータンクなし!
その代わり太いパイプフレームが存在感を出しており、自転車寄りですが、無骨な外観を作っています。

気になる足つき

人が乗るとこんな感じです。173cm/68kgだと両足べったり、膝が曲がります。

160cm以下の人だと爪先立ちになると思いますが、ご安心ください。
車重が30~40kgほどしかありません!片足で十分支えられます。

気になる装備

装備は全体的に自転車寄り!
それもそのはず、車重40kg以下ならバイクのようなブレーキやサスは必要ないのです。

電動自転車モードのためのペダルもついてます
駆動系は安心のシマノ製!自転車だと超メジャーなメーカーです。
前後サスもBMX用を採用。後ろは少し硬めですが、前はよく動きます。

タイヤはファットなブロックタイヤ!
ロードしか走らない場合は不要な装備ですが、カッコイイので全てを許しましょう。
砂浜に強いバルーン形状なので、サーファーの人とか最高かもしれません。

メーターはロードバイクのサイクルコンピュータに近いデザイン。
晴れた日でも視認性は抜群でした!

モード選択は5段階!左手のボタンで操作します。

左手の操作類は原付とほぼ一緒。
原付ユーザなら違和感なく乗れます。

右手の操作類は少し自転車寄り!
モード1,2(自転車モード)のとき使用する変速機、内側半分が回るアクセルがついてます。
※右手のグリップが全部回ると自転車操作時に不安定なので、内側だけ回るようになってます!考えてるなあ。

気になるバッテリー容量と航続距離

気になるバッテリーは15Ahのリチウムイオンバッテリー!
モード3で50km,モード5で20~25km走るそうです。
バッテリーはオプションで追加が可能!バッテリー2個搭載時は航続距離が倍になります。
※航続距離はスピードや気温、路面状況で異なります。

バッテリーの上にあるのはオプションのバッグ!バッテリー増設時は画像のバッグの位置に付くぞ!

ちなみにバッテリーは盗難対策バッチリの鍵付き!
鍵で外せば家の中で充電もできます。

実際に走ってみた!電動ってどうよ?

実際に走ってみました!はたして電動の感想は…

軽っ!中身入ってんのかコレ!

まず驚いたのは軽さ!車重30kgはダテじゃないです。
スイッチ入れなくてもウィリーできちゃいます。

というか、もはや持ち上げられます!

細い道でUターンしたり、家の玄関に入れたり、車に積んだり、いろんなシーンで役立つアドバンテージですね!

これは鉄の塊であるエンジンと、エンジンを動かすのに必要なガソリンとタンクがない恩恵です!
車体が軽いからフレームが細くて良い、足回りは自転車で良い、となり軽量が軽量を呼んでいますね!

電動バイクモードの走り心地!(加速・ブレーキング)

ぶっちゃけ「こんだけ軽いと加速しょぼいんじゃない?」って思ってました。
が、心配ご無用。ピンクナンバーはダテではありません!

極低速の加速はかなり鋭いです。
モード5でアクセルを乱暴に開けるとフロントが上がります。(車重が軽いことも要因ですが…)
軽くても出力はピンクナンバーなので最初はゆっくりアクセルを開けるよう注意しましょう!

速度も必要十分に出ます。
体重にもよりますが、55km/hまではストレスなく加速します。
私自身、ヤマハのシグナスSR(125cc)を所持していますが、55km/hまでの加速はそん色ないです。

ブレーキは軽い車重と相まって良く効きます!
ブレーキ装備はブレーキマスター、ディスク共に自転車用なので少し不安でしたが、よく止まります!
新車時のみ、パッドのあたりが出るまで少し鳴くようですが、時間が解決するので問題なし。

総評、凄く良くできてます!
電動って言われて身構えましたが、何の問題もなく普段使いできます。
むしろ極低速の加速はガソリン車より鋭いので、キビキビ走れます。

自転車モードの走り心地!(ペダリング)

電池が切れてもペダルで帰ってこれます!電動の弱みを補えてますね!
個人的には泣きながらガソリンスタンドまで押した経験があるので、魅力的に感じます。

モード2(電動アシストあり)はペダルをほぼ漕ぐ必要すらない。
最初のひと漕ぎが少し重いくらいです。後はほぼ電動の力で進めます。
結構スピードが出るので、20km/hや30k/h制限の道ではスピード違反に気を付けましょう。

モード1はママチャリくらいの重さ。
中学生を思い出しました。ギア付きママチャリと同じ感覚です。
特別重く使い物にならないわけではないですが、電動モードの後だと重く感じるかもしれません。

マーベリックS1-1000の隠れた素晴らしさ

あまり他のメディアで触れられていない素晴らしさに気付いたので強く推しておきます!

車への積載はぶっ倒してOK!

ガソリンバイクは車に横倒しで積載できません。オイルやガソリンなどの液体類が多く漏れたり不具合にも繋がりやすいためです。
しかし、S1-1000はバッテリー駆動なので漏れる液体がほぼありません!(ブレーキフルードくらい)

屋根が低く小さい車でも積める点は素晴らしいです!
キャンプ先で探検したい!サーフボード積んで駐車場から運びたい!等にはうってつけですね。

カスタムの幅がめちゃくちゃ広い!

EV系のバッテリーは48Vの物が多く、バイク用の12Vパーツは付かないメーカーが多いです。
しかし、S1-1000の伝送系は12Vに変換済み!バイク用の汎用パーツも付けられます!

また、パイプフレームがむき出しなので、GoPro等のカメラやサーフキャリアなども容易に付けられます。
このカスタムの幅の広さは、間違いなくMarverick S1-1000の強みです。

意外と維持管理は問題なさそう

「でも修理できるショップがないから…」と思ったかもしれませんが、エンジンを積んでないのでさほどメンテナンスは必要ありません。
パーツもほとんどが自転車用パーツなので、自転車屋さんでみてもらえるレベルだと思います。
メーカー曰く、一番多い修理はパンク!パンク修理やってくれそうなお店があれば、ひとまずは安心?

走って見えたマーベリックS1-1000の欠点…

当然、マーベリックS1-1000にも欠点があります。
パーフェクトなバイク・自転車などこの世に存在しないのだ。

軽いので風に弱い

軽すぎるあまり、低速走行時や停車時に強風が来ると倒れそうになります
これは軽い乗り物の宿命…気を付けていれば大丈夫ですが、仕事帰りなど気を抜いているときは危ないかもしれません。

電動バイクモードの時に足の置き場所に違和感がある

バイクに慣れていると、動くペダルに足を置いて運転する操作感に違和感があります。
30分も乗ればなれるので全く問題ないですが、試乗する場合は慣れるまでお気を付けください!

航続距離が50kmと短い

これは電動バイクそのものの欠点です。
バッテリーを増設すれば100kmまで走行しますが、北海道をロングツーリングしたい!という人には向きません。

動くS1-1000がこちら

動画もあるので是非みて欲しい!静かさを聞いて欲しいので音声はオンで!

まとめ!マーベリックS1-1000を買うべき人はこんな人だ!

マーベリックS1-1000…すげえバイクだった。
尖ってるので向いている人と向いていない人がキッパリ分かれると思います。

S1-1000が向いている人!

こんな特徴が1つでも当てはまったら買うべきです!ハマると思います!

  • 街乗り中心で50km圏内の移動が多い人!
  • 車に積んでキャンプとかに持って行きたい人!
  • サーフボードを積んでお出かけしたい人!
  • 個性派カスタムを楽しみたい人!

S1-1000は買わない方が良い人…

コレはぶっちゃけ電動バイク向いてない人です。

  • ロングツーリングしたい人(航続距離はバッテリー増加でも100km)
  • スピード違反上等でぶっ飛ばしたい人(60km/h以上出ません…)
  • ガソリンの匂いが好きで好きで仕方ない人

S1-1000向いてる人はメーカーに連絡すれば二子玉川周辺で試乗もできるぞ!
マメに充電することだけ気をつければ、通勤にだって使えます!
「電動」ってだけで敬遠するのはもったいないので、一度体験することをオススメします!