スマホの盗難、転倒・・・海外ツーリングは超危険?それでもバイクで走る理由とは?

こんにちは!MOTOZIPのけんです!

「海外ツーリングやってみたけど、危険だし怖い!」という人は多いんじゃないでしょうか!

確かに、僕が実際に走った感想は、「海外ツーリングは危険」です!

道は汚いし、壊れたバイクは多いし、周りの運転は超荒い、ハッキリ言って日本の方が100倍安全です…。

実際、私は2回ハデに転んでいます。(※立ちゴケを含むともっと転んでます!)

どんな風に転んでけがしたのか、病院はどうしたのか、対策はどうしたら良いのかなど、紹介しようと思います!

あとは最後に、「なんでそこまでして海外走るんだよ…」ってとこも書きます。

どこを走ってどんな感じで転んだの?

「5,000kmってどこ走ったの?!」からお話しすると、こんな感じです!

場所 距離 転倒
ハワイ 250km なし
台湾 1,450km なし
モンゴル 1,085km 1回
カンボジア 1,718km 1回
タイ 715km なし
合計 5,218km 転倒2回

 

転倒したのはモンゴルとカンボジア、どちらもオフロードでスっ転びました。

原因は…悲しいですが、私の技術不足です。

怪我は右横腹の擦り傷のみ、骨折などの大けがはしていません。

ジャケットの下のシャツはズボンにインしないとこうなるよ!気をつけよう!

ここまでお話ししてお察しの方もいるかもしれませんが、、

私の場合は自らオフロードに突っ込んで転んでいるマヌケなパターンです。

だってしょうがないじゃん!地球が呼んでたんだもの!

逆に言うと、オンロードでは対策ができていたため、転んでいません。

モンゴルでの転倒。空が青いぜ。

カンボジアでの転倒。この時どさくさに紛れてスマホ盗まれました。

上の画像ほど激しくはありませんが、カンボジアで転んだ動画を最近上げたのでお暇な方はぜひご覧ください。

次に、私が対策している海外ツーならではの危険について紹介します!

海外ツーでの危険と対策!

海外ツーの危険は2種類、「他人が原因の危険」と「自分が原因の危険」があります。

それぞれ、どんな対策があるのか書いていきます!

他人が原因の危険

・運転が荒い

右側通行ですが、僕の両サイドを対向車が走り抜けます。 僕以外、みんなノーヘル。あれ?俺が間違ってる?

まず、運転が超荒いです。

タイでバイクを借りた時、バイク屋にこんなことを言われました。

「ウインカーは何の意味も持たない。クリスマスツリーのライトと同じで、綺麗なだけだよ。」

(…言いたいことはたくさんあるけど、バイク屋に言ってもしょうがないので飲み込みました。)

実際、マジで奴らは左ウインカーを点けながら右折しますし、ハザードを点けながら直進します。

何でもありが彼らのルールです。

カンボジアでは原付免許がないため、小学生がスマホを弄りながらノーヘル3ケツで車線を逆走してきます。

親子4ケツ、ハンドルは幼女に託されています。

「やべ―奴らだらけのところを走る」と言うことを強く認識しましょう。

むしろルールを守る我々が異端である、くらいの気構えでいましょう。

日本と同じ考え方で走ると非常に危険です。

大事なことなのでこの後も何度か言いますが、パニックになったら端に止まりましょう!

 

・道路や交通標識の状態が悪い

ウランバートルまで240kmの看板。見渡す限りの草原のどこを240km走ったら着くのかは、誰も知らない。

道路に穴が空いていることはもちろん、車線が書いていないこともあります。

モンゴルではオフロードが500キロ以上続き、交通標識を1日見ない日もありました。

十字路でどちらの車線にも一時停止が書いていないなんて当たり前です。

やべーと思ったらスピードを落としましょう!急ぐ旅ではないはずです!

海外ツーでは、心のブレーキングテクニックも必要!

 

・病気が蔓延していたり、治安が悪かったりする

狂犬病の可能性があるので犬には近寄れません…。

国によっては感染症が流行っていたり、観光客狙いの犯罪が多いところもあります。

ぶっちゃけバイクで観光地を抜ければ、観光客狙いの犯罪は極端に減りますが、注意は必要です。

※ちなみに私はカンボジアでスマホを盗まれました。

事前に外務省のHPの渡航情報を見ましょう。

病気対策では予防接種を行い、危険地域には近づかないようにしましょう!

 

・動物が飛び出てくる

モンゴルでは羊の群れの中を突っ切ることも!

カンボジア、タイ、モンゴルでは毎日動物を見ていました。

場所によっては飛び出るを通り越して並走してきます!

コレばかりは…気を付けましょう!としか言えません…笑

羊を追い回したりするのは脳汁出るほど楽しいですが、危険と隣り合わせです。

自分が原因の危険

・交通ルールを知らない

日本では少ないロータリー式交差点も多いです。ルール分かりますか?

交通ルールを知らないとマジでヤバいです。

交通法規の他に、ルール/マナーがある国があります。

右側通行が多かったり、赤信号でも右折はOKだったり、など。

オススメのルール勉強法は、その国のモトブロガーの動画を見ることです。

言葉は分かりませんが、その国独特のマナーやルールが見えてきますよ!

例えばタイなら「Thailand motovlog」などで出てきます!

 

・言葉がわからない

台湾の街。当然道路標識は全て中国語です。

はい、勉強しましょう!とはなりません。

言葉が分からないのは仕方がないので、Google翻訳のアプリでオフライン翻訳できるよう準備しましょう!

アプリの左上メニューからこんな感じでダウンロードしておくと、電波がなくても翻訳できます。

 

・調子に乗らない

完全に調子乗っています。このノリで走ると転びます。

コレね、分かってても慣れてくるとトバしたくなるんだ。

だってバイクに乗ってるんだもの。我慢できない時はあるよね。

「慣れてきたなー。俺、外国でも走れるじゃん!」とか思い始めたら、危険信号です。

転ぶ時は、大抵そんな時です。

スピード出してるな、と思ったら一度端に止まり、深呼吸をしましょう。

急いでも仕方ありません、ゆっくり走って、景色を楽しむのです!

それでもやっちまったら!

こんだけ対策してても、やる時はやります。

そりゃ仕方ないっすよ。日本と一緒、ゴールド免許の人が事故ったりするでしょ?

やっちまった時の対策もしておきましょうね!

超緊急時の連絡先は抑えておく

カンボジアの日本大使館の場所と電話番号、ググればすぐ出ます!

バイク屋、保険屋、大使館の連絡先は控えておきましょう。

パスポートに手書きのメモを挟み、スマホのメモアプリにも書いておくと、どちらかが盗まれても対応できます!

応急処置のキットは持参する

Amazonで2000円くらい

応急処置のキットは持参しましょう。

初期治療で清潔なガーゼと消毒液があることは、とてもとても大切です。

発展途上国では、受けたい時すぐに医療を受けられるとは限りません。

カンボジアですっ転んだ時は、通りすがりのおばちゃんに謎の薬を塗られ「あ、俺いまコイツに命握られてんな」って思いました。

Googleの位置共有は誰かとしよう

GoogleMapの機能の一つに位置共有があります。

本来の使い方は子供や浮気性の旦那の位置を確認するためでしょうが、海外ツーでも使えます!

スマホのGoogleMapアプリで「現在地の共有」から「無効にするまで」を選ぶと、いまどこを走っているか共有できます!

海外ツーリングから帰ってきたら無効にしないと…人によっては不都合があるかもしれません!

パスポートや免許証をクラウドにあげておこう

Google DriveやDropBox、OneDrive、iCloud、なんでも良いですが、パスポートや免許証をアップロードしておきましょう。

※個人情報が…と気になる人は、パスワード付ZIPにすると良いです。

理由は、アップロードしておけば、荷物を盗まれてもスマホがあれば身分を証明できるからです。

荷物を失くしたからと現地警察に行っても、パスポートなしに身分を証明することは非常に困難です。

原本ではないので効果は薄いですが、少なくとも日本大使館で身分を証明する助けにはなるはずです。

なぜそこまでして海外に行く…?!

最後に、なぜ海外ツーをするのか、書いておきます。

クサいセリフですが、「そこにしかない景色があるから」以外に理由はありません。

リスクはありますが、リターンも大きいのです!

羊の川の上を走る、コレはモンゴルでしかできません。

日本国内で素晴らしい場所があるのは知っています。沖縄以外は全て走りました。

私は日本を走るのが大好きです。しかし、それでも日本にない素晴らしさが、海外にあるのです。

 

危険は、減らせます。

あとは、あなたに海外を走りたい!という情熱があれば、夢の光景は目の前ですよ!

※実は国によっては北海道ツーリングをするより安く早く行けるところもあります。金銭や時間は問題になりませんよ!