MOTOZIPをご覧の皆様こんにちわ、2019年から晴れて北海道民となりました、さすライダーでございます。
毎年多くのライダーが本州からやってくる北海道ですが、恐らく多くの人がこう思うことでしょう
「ってか、北海道って泊まる場所に苦労しなくね〜?」ってね。
北海道は昔から「バイクツーリング文化」が根付いているので、宿泊で苦労することが本州より圧倒的に少なく、加えて全体的にリーズナボーだから困ったものです。
ということで、今回は北海道が好き過ぎて道民となってしまった僕が、北海道ツーリングの宿泊方法を5つのパターンに分けて解説しちゃいますね!

北海道はビジホも相場が安いですよ〜
宿泊方法その1:北海道ツーリングの王道「キャンプ」
北海道ツーリングの宿泊方法で最もポピュラーかつ「北海道感」を味わえるのは、もちろん王道の「キャンプ」でございます!
僕は今まで数え切れないほどバイクで北海道を旅していますが、宿泊方法の8割7分はキャンプです(当社調べ)
北海道のキャンプ場は全体的にロケーションが素晴らしく、設備や立地がすこぶるGOODな上に、なんと!無料〜500円程度で利用できちゃいますので、一度泊まると「やめられない、とまらない、かっぱえびせ〜ん♪」状態となります。

網走の呼人浦キャンプ場はこのロケーションで0円
北海道はライダーが行きそうな町と町の距離がかなり離れているので、要は何が言いたいのかと言えば「丁度いい場所に宿がある」とは限りません。
しかし、キャンプ場なら「え?ここにも?」って言いたいくらいの僻地にもあるので、むしろ北海道はキャンプ無しで回ることが困難です(どど〜ん)
なお、ツーリングマップルやバイク雑誌に掲載されているキャンプ場なら、シーズン中はライダーがワンサカ泊まっているので、ソロツーでも全く寂しさを感じることがありません。
ということで、北海道をバイクで旅するならキャンプがメインで決まりです(きらり)

相場よりちと高いけど、美笛キャンプ場はいいぞぉ(1,000円)
宿泊方法その2:北海道が発祥の地「ライダーハウス」
今でこそ全国各地のツーリングスポットに点在している「ライダーハウス」ですが、実はもともとは北海道で生まれた宿泊方法です。
悲しいことに、今では全く信じられない話ではありますが、、、1980年代の日本は空前のバイクブームに沸いており、夏の北海道はバイクだらけになっていました。
そこで、ライダーが気軽に安く停まれる場所として、自然発生的にライダーハウスが北海道に誕生し今に至る、、、というのが大体の流れです。

根室にある「鈴木食堂」はサンマ丼が美味しいライダーハウスです(現在は別な建物に移行)
ライダーハウスの基本は寝袋持参の雑魚寝スタイル、ライダー同士が語れる談話室があって、お風呂は基本付いていない、宿泊料の相場は無料〜2,000円くらいの場所が多く、バイク好きな宿主や各自治体の「善意」で運営されている、、、こんな感じです。
あくまで善意で運営されているので、間違っても「お客様扱い」を求めてはダメで、むしろこちらが「善意で泊めさせてもらっている」という謙虚な気持ちで利用しましょう。
なお、プライバシーはほぼ無いに等しく、どちらかと言えば皆でワイワイ楽しみたいライダーが好む場所なので、僕のようにコミュ障気味のライダーだとちょっと引いてしまうかもです(笑)
ぶっちゃけ人を選ぶ宿泊方法ではありますが、せっかくの北海道ツーリング「郷に入れば郷に従え」で一度は飛び込んでみることをオススメします!

興部の道の駅にある電車は無料ライダーハウスになっています
宿泊方法その3:北海道らしさを味わえる「ゲストハウス」
北海道は沖縄や京都に注ぐ「ゲストハウス天国」で、キャンプ場と同じく僻地にある場合も多く非常に使える宿です!
ちなみにここで言うゲストハウスとは、談話室がある男女別の相部屋、または追加料金で個室が選べるリーズナブルな宿という定義で、例えばユースホステルやB&B(bed and breakfast)一部ペンションなども含む意味合いとします。
宿泊料の相場としては素泊まり3,000〜5,000円くらいの場所が多く、2食付きでも7,000円以内に収まる場合が多いです。

十勝のゲストハウス「カンタベリー」はエゾリスちゃんに会えるよ
北海道のゲストハウスの特徴としては、とにかくロケーションと雰囲気が「欧米か!」っと突っ込みたくなるレベルで素敵なことです。
誰もが北海道の宿と聞いて頭の中に思い描く、広大な草原の中にポツンと佇む一軒家、森の中の北欧みたいな可愛いログハウス、オーシャンビューの開放的な建物など、それはそれはインスタ女子が失神しそうな場所ばかりです。
これはあくまで僕の感覚値によるものですが、全体的に穏やかな客層が多い印象なので、キャンプ場以外で静かに過ごしたいライダーならゲストハウスがドンピシャです(穏やか系きらり)

美瑛にあるゲストハウス「陽だまり」は静かでおすすめです
宿泊方法その4:めちゃめちゃ優秀「健康ランド」
北海道ツーリングの宿泊方法の一つとして「健康ランド」はめちゃめちゃ優秀なので、是非頭に入れておくことをおすすめします。
本州でも健康ランドはライダーにとってありがたい存在ではありますが、北海道の健康ランドはかなり神ってます(神系きらり)
まず、ほとんどの場合はお風呂が天然温泉になっていて、休憩室と仮眠室がとても広く、ゆったりと旅の疲れを癒すことができます。
また、携帯電話の充電コーナーやランドリーを備えている場所が多く、長旅では貴重なデジタル機器の充電と洗濯を済ませることが出来ちゃいます!

ホテル顔負けの設備を誇る札幌の「絢ほのか」は超おすすめ(ランドリーあり)
健康ランドは深夜を過ぎると「深夜加算料金」がプラスされて「入浴料+深夜加算料金」で一夜を明かすことが出来ますが、北海道はこの合計が余裕で3,000円を切ることが多く、めちゃくちゃコスパがいいです!
何と言っても健康ランドは広い温泉に入れるのが最大のメリットで、しかもライジャケから館内着に着替えてリラックスして過ごせます。
しかも、健康ランドは予約不要で深夜のチェックインも可能なので、朝から晩まで目一杯北海道を走りたいライダーの強い味方です!

旭川の「万葉の湯」は公式HPのクーポンで激安・激アツ
宿泊方法その5:バイクが置ける場所が多い「ビジネスホテル」
北海道はあまりにキャンプ場やゲストハウスが魅力的なので、ある意味ビジネスホテル(以下ビジホ)は影に隠れた存在かもしれません。
確かに「旅情」という観点なら他の宿泊方法より劣りますが、ストレスなく朝まで快適に過ごせるという観点ならダントツでビジホです!
しかも、本州ではせっかく良さげなビジホを見つけても、バイクを置く場所に困るケースが多いですが、北海道のビジホはバイクが置ける率が高いです(しかも無料で)

函館の「ホテルテトラ函館駅前」はバイクを屋根のある場所に停められます
バイク専用の駐輪場を用意しているビジホも多く、無い場合でもホテルの軒下や玄関の側に置かせてくれるケースがほとんどです。
この利便性はやはり「バイクツーリング文化」が根付いている北海道ならではのビジホ事情と言えると思います!
また、札幌や旭川といったメジャーな都市部を含めた場合でも、本州より全体的に宿泊料の相場が安いことも付け加えておきます(コスパ系きらり)

室蘭の「OYOホテル ベイサイド室蘭」は玄関の側にバイクを停められます
まとめ:北海道ツーリングは宿泊に困らない
あぁ〜今日も沢山走ったな、、、そろそろ日も落ちてきたことだし、さて、今日の寝床でも探そうかな、、、北海道はこれでOKです!
テントを積んでいればそこら中にキャンプ場があるし、宿に泊まりたいなら予算に応じてライダーハウスやゲストハウスを探せばいいし、都市部ならビジホを探せばOKだし、仮に埋まってても健康ランド様がいらっします。
せっかくなので、行き当たりばったりの気ままな北海道の旅を愛車と楽しみましょう(最高のきらり)

最後はクッチャロ湖畔キャンプ場の夕日で締めますね
北海道のおすすめキャンプ場のまとめ動画
北海道の5つの宿泊方法の中でダントツにおすすめのキャンプ場の紹介動画です。
道民の僕が数ある北海道のキャンプ場の中から、特におすすめの場所を10箇所ピックアップしています!