MOTOZIPをご覧の皆様こんにちわ、爽やか系イケメン、さすライダーでございます。
僕は今までバイクで日本2周、、、いや、実はほぼ3周しちゃってる、自称「日本一周のプロ」ですが、今回はその肩書きを生かして「バイクで日本一周計画」を立てる際のポイントをまとめてみました。
ところで、ここ数年の間で、バイクで日本一周しているライダーが増えたと思いませんか?
それは、恐らく日本一周ライダーが増えたわけではなく「SNSで人の人生を可視化できる機会が増えたため」だと思いますが、当然目に入る機会が増えると、あなたもやりたくなりますよね?日本一周ってやつを(きらり)

日本一周するなら日本一の砂場に行ってみよう(鳥取砂丘)
ポイント1:自分なりの日本一周の定義を決める
一般的には「バイクで日本一周」と聞くと、あたかも全都道府県をバイクで巡る想像をしてしまいますが、そのイメージ通りの日本一周をしているライダーは、実は少ない傾向にあります。
というより、そもそも「日本一周の定義」なんて、各々が自由に決めていいものですし、何をどうやったから日本一周!という明確な定義は存在しません。
ちなみに僕自身は全都道府県を巡る日本一周をしましたが、例えば北海道と沖縄に行けば日本一周、日本の東西南北の4隅を巡って日本一周、日本横断・縦断で日本一周、本州だけを巡って日本一周、、、これらも全て立派な日本一周です!

日本の4隅巡りは分かり易い日本一周の定義の一つです
日本一周で何よりも大切なことは「あなたはどんな旅をしたいのか?」なので、正直一般的な概念はどうでもいいことです(きらり)
俺っちは日本中のワイディングを愛車と攻めまくるぜ!でもいいですし、日本中の美味いものを全部食ったる!お城を巡ったる!も実にナイスな日本一周の定義だと思います。
なので「バイクで日本一周をしよう!」と決めたら、まずはあなたなりの日本一周の定義をじっくりと考えてみて下さい、ここ一番大切なポイントです。

日本ならではの「お城巡り」もいいですね(姫路城)
ポイント2:分割で日本一周?一気に日本一周?
自分なりの日本一周の定義を定めることが出来たら、次はそれをどうやって実現すべきか決めていく必要があります。
そして、一番の悩みどころは「分割で日本一周をするのか?一気に日本一周をするのか?」やはりココに尽きると思います!
極論を言ってしまえば、多くのライダーにとってこの選択は「会社を辞めるか否か?」の重要な選択となるので、日本一周の定義を定めるより悩ましい問題かもしれません。

ぜひ白川郷にも行ってみましょう!
結論から言うと、僕は会社を辞めて一気に日本一周をしたライダーで、1回目は2004年に約4ヶ月かけて、2回目は2011年に約6ヶ月かけてバイクで日本一周をしました。
日本一周という壮大な非日常体験を最大限に味わうために、結果として僕は会社を辞めるという選択をしましたが、会社を辞めずにコツコツと愛車と日本を巡るのまた立派な日本一周です!
自分の人生設計やライフスタイルに合わせて、そして決して他人の目を気にせずに「分割で日本一周・一気に日本一周」のどちらが自分に向いているのか?ここは慎重に検討しましょう。
なお、この記事は特別な断りがない限り「一気に日本一周」向けの内容となっていることをご了承願います(僕がそうなので)

四国に行ったら四万十川をバイクで渡ってみましょう
ポイント3:ルートは大まかに決める+沖縄問題
日本一周計画における、ありがちなルート設定のミスは「ガッチガチにルートを組んでしまうこと」です。
例えば7月は丸々北海道、それから1ヶ月かけて東北、関東、信州、四国と回って、9月には九州インして、更には10月には沖縄イン!あ〜絶対に!みたいな計画です、、、
もちろん、日本一周のルートを予め決めておく事は大切ですが、あくまで「大まかな」設定にしておくことをおすすめします!
少なくても一気に日本一周の場合は、絶対に、あ〜絶対に「旅が計画通りに行く」なんて思ってはいけませんよ(それが旅の醍醐味です)

東北は北海道の前後に必ず寄るので、大まかで大丈夫です(写真は鳥海山)
しかし、日本一周のルート計画で、一点だけ最初からガッチガチに、というより「これだけは決めておいた方がいい」という項目があります。
それは、日本一周中に「沖縄に行くか行かないか?」で、これはルートを決めるにあたって非常に影響力の大きい項目となります。
何故なら沖縄にバイクで行くためには、まずは「鹿児島まで愛車と走らないといけない」からです(まず、鹿児島が遠いです)
これは、現在沖縄行きのカーフェリーが「鹿児島からしか出ていないため」で、しかも鹿児島から沖縄まで約25時間の船旅となるので、要は沖縄までの往復だけで(フェリーの前後の移動も合わせて)かなりの日数が必要となります。

沖縄は思ってる以上に遠いです
僕のような一部の特殊な人間(笑)を除けば、基本はゴール時期を決めて日本一周に挑むライダーが殆どなので、それなりの日数を取られる「沖縄問題」はかなり切実と言えます。
更に言うと沖縄は日数の問題のほかに、フェリー運賃(バイク込み)が往復約4〜5万円ほどかかるという金銭的な問題も発生するので、これも旅の財布事情とよく相談する必要があります。
しかし、上記の悩ましい問題を説明しておきながら、結局はこれを言わせて下さい「可能であれば沖縄も愛車と一緒にいきましょう!」

愛車と走る沖縄の海は最高です(名護市)
ポイント4:日本一周をする時期について
日本は明確な四季がある国なので、いつ頃どこに行けばいいのかを、ある程度は頭に入れておく必要があります。
例えば北海道に行くなら、6〜9月位に行くべきですし、九州と四国は山岳部を除けばほぼ1年中バイクで走ることができます。
また、ライダーとしては梅雨と台風の直撃は当然避けるべきで、となると「春に北上を開始→梅雨を北海道でやり過ごす→そこから南下開始→うまく台風を避けながら、秋頃には四国・九州・沖縄に入る」これが最も一般的なモデルケースとなります。

北海道は6〜9月位に行きましょう(オロロンライン)
日本一周ライダーの中には、冬は沖縄で冬眠をして、春の訪れと共に北海道を目指す、、、そんな渡り鳥的な生活をしている強者もいますが、ある意味これは日本の四季に最も順応している方法と言えるかもしれません。
ちなみに僕が初回日本一周をした際には、梅雨と台風の時期に現場に突っ込む!という荒技を繰り出した結果、、、約4ヶ月の旅路の半分以上が雨だった、、、という素晴らしい結果をもたらしたことを報告しておきます(汗)
特に最近は徐々に夏が長くなっており、台風や大雨の被害が拡大しているので、間違っても現場に向かわないように、、、気象情報は常に収集しておきましょう。

宮崎県は年中暖かいので秋〜冬でも余裕です(写真は12月)
ポイント5:日本一周の予算は極力多めに
これは説明するまでもないポイントかもしれませんが、日本一周の予算は極力多めに用意するようにしましょう。
よく「お金の余裕は心の余裕」とは言いますが、日本一周は正にその通りで、常にカツカツの状態で旅を続けても全く面白くありません。
旅の途中で仕事をする日本一周ライダーもいたりしますが、それが「現地の滞在を楽しむ!人生の経験を増やす!」というスタンスなら全然OKですが、途中でお金を稼がないと続けられない旅は、そもそも計画自体が破綻していると僕は思います。
そもそも日本一周は凄く楽しい行為なので、極力お金のことは気にせず(最低限の節約はするとして)全力で楽しむべきです!

僕は日本一周中にUSJで豪遊しました
日本一周はただバイクで走るだけではなく、例えば現地で美味しいご飯を食べたり、温泉に浸かったり、沖縄ならダイビングを楽しんだり、信州ならトレッキングをしてみたり、僕のようにUSJで豪遊してみたり、東京だったらネズミーランドだったり、、、とにかくその場その場で色々な経験をした方が、よりその後の「人生の糧」となります!
そして、これらを経験するのに必要なものは、やはりお金です(きっぱり)

信州は上高地のトレッキングが最高におすすめ
日本一周中はキャンプや野宿生活が続くと思いますが、やはり1週間に1回ぐらいは快適なベッドで寝るべきですし、ご飯も毎日ちゃんと食べるべきですし、愛車の調子が悪い時は速攻でバイク屋さんに持っていく必要があります。
なので、自分である程度の日本一周の予算を弾き出したら、それにせめてプラス10万円、理想はプラス30万円くらい貯めてから旅立つことをおすすめします。

現地の美味しいものをたらふく食べたいですよね(明石焼)
まとめ:日本一周は夢物語じゃない
バイクで日本一周かぁ、、、あぁあ、一生に一度でいいから、そんな夢みたいなことをやってみたいなぁ、、、いや、誰でも出来ますから(きらり)
やりたい事があるなら、とにかく今すぐ行動開始、Just Nowです!
日本全国のツーリングマップルを買い漁ってみる、自分なりの毎日の旅の予算を計算してみる、行きたい場所をピックアップしてiPhoneのメモ帳に入れておく、、、などなど、バイクで日本一周をしてみたいなら、とにかく何でも良いので今日から行動開始です。
どんな些細な行動でも、それを続けていると脳が「俺はこれからバイクで日本一周をするんだ」と認識して、勝手に人生がそのように動いていきますのでご安心を。
ってことで、あなたも愛車と非日常の極み「日本一周の旅」に出かけてみませんか?僕が全力で応援します(最高のきらり)

最後は島根県の穴道湖の夕日で締めますね
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