バイクの足つきのみに焦点を当てたこのコーナー。
今回ご紹介するのはYAMAHAのMT-07 2018年モデルです。
前モデルと比較して、顔つきがガラっと変わりましたね。見覚えがあるこの形、旧MT-09のものを流用しているようです。
その他外観部分ではタンク、エアダクト、テール、Fフェンダー、シートなど細かな形状変更がされました。
また走りの部分で重要なサスペンションですが、フロント・リアともにセッティングの見直しや新機能の追加が施されています。
軽量な車体と良く回る688ccの直列2気筒エンジン、安定感のある足回りが相まって、まさに隙のない1台に仕上がっている印象です。
■MT-07(2018年モデル)公式サイト
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/mt-07/index.html
YAMAHA公式HPに記載の諸元は下記のとおりです。
型式 | 2BL-RM19J |
シート高 | 805mm |
車両重量 | 183kg |
それでは身長別の足つきを見ていきましょう。
開発部門シミックの場合

身長 | 172cm |
股下 | 82.5cm※ |
体重 | 58kg |
※ソール厚1.5cmのライディングシューズを履いた数値です。

こう見ると250ccと見紛うほどで非常にコンパクト。
シミックの股下だと、足裏はベタ着きです。
気になったのが丁度足を下す位置に鎮座するステップ。
慣れの問題かもしれませんが、初めのうちは足の上げ下ろしに注意が必要かもしれません。
デザイナーよしこさんの場合

身長 | 165cm |
股下 | 80cm |
体重 | 56kg |
※ソール厚1cmのアウトドアブーツを履いた数値です。

ベタ足だったシミックに対して、よしこさんの場合は足先1/4で支えている感じ。
ただ車重が軽いので、不安感はあまりないとのこと。
真後ろからの写真を見て分かる通り、ステップを避けると自然と外に足が広がるので、身長がさらに低い人はやや気になるところでしょうか。
MT-07のシート

前方にむかって大きくくびれているMT-07のシート形状。
乗車すると適度に沈み込むリアサスペンションも相まって(ステップ位置をライダー自身でうまくクリアできれば)、トータルで見ればMT-07は良い足つきだと思います。
また2018年モデルではシートの着座面積が約30パーセント拡大したそうです。旧モデルでは「すぐにお尻が痛くなる」というインプレッションをチラホラ見かけましたが、今回のシートの改良で臀部にかかる圧力が分散され、血流が悪化しずらくなるのではないでしょうか。2017年までのモデルに乗っているユーザーにとっては気になる点かもしれません。
次回の足つき車両はYAMAHA YZF-R3(2018年モデル)をご紹介する予定です。
コメントを残す