こんにちは、ワールドウォークの番頭さん、相京です。
ひたすらバイクの足つきをご紹介するコーナーのお時間です。
本日の車両はハーレーのBREAK OUTです。

ブレイクアウトイメージ
画像は2019年仕様のブレイクアウト。短くチョップされた前後フェンダーや異型LEDヘッドライト、ハンドルクランプ部分に埋め込まれた小さいながらも様々なインフォメーションを伝えるメーターなど見た目にもインパクトのあるモデルです。あぁそうそうぶっといリアタイヤもインパクトがありますね。ブレイクアウトのリアタイヤ幅はなんと240mm。試乗する前はちゃんと曲がれるのかな?とやや不安になりました。
ブレイクアウトはソフテイルファミリーに属し、モデルによっては1745ccと1868ccの二つの排気量排気量のエンジンから選択する事ができますが、ブレイクアウトも選択する事ができる一台。近年ソフテイルファミリーも大排気量化が進んでいます。V型エンジンなので車体は細身に見えますが1868ccというと国内現行モデルでいえばゴールドウイングぐらいしか近しい排気量のモデルはありません。(ゴールドウイングは1833cc)
ハーレーのラインナップは全体的にシート高が低い傾向がありますがブレイクアウトはどうか?メーカーの公式スペックは以下の通り、
車両重量:305kg
シート高:665mm
665mmとはかなり低いイメージがありますが、海外モデルはシートの形状などで足つき性が悪く感じる事も・・・ブレイクアウトはどうか?いつも通り二名のスタッフがテスターになって足つき性をチェックします。
ブレイクアウトの足つき開発部門シミック(172cm)の場合

ブレイクアウト 172cm 足つき片足
身長:172cm
股下:82.5cm
体重:58kg
※ソール厚1.5cmのライディングシューズを履いた数値です

ブレイクアウト 172cm足つき両足
両足がべったりついているようです。

ブレイクアウト 172cm足つき両足 リアビュー

ブレイクアウト 172cm足つき片足 リアビュー
意外と背中は曲がって腕は伸ばしきっているように見えますがどうなんでしょうか?バイクに乗る格好をしていませんがマフラーのサイレンサーやプライマリーケースが近いのも気になります。もちろんハーフパンツでバイクに乗るわけではありませんが、これデニムとかでも火傷しちゃうんじゃ・・・
ブレイクアウトの足つきデザイナーよしこさん(165cm)の場合

ブレイクアウト 165cm足つき片足
身長:165cm
股下:80cm
体重:56kg
※ソール厚1cmのライディングシューズを履いた数値です

ブレイクアウト 165cm足つき両足

ブレイクアウト 165cm足つき両足 リアビュー

ブレイクアウト 165cm足つき 片足 リアビュー
後ろ側から見ると、左側のプライマリーカバーの方が外に出ているのがわかります。よしこさんの足つきを見てみると左足だけべったりつかないのがわかりますね。二人ともエンジンがかかっている状態でまたがっているわけではないので、本来はマフラー側も外に足を出さないと熱で火傷しちゃうかもしれません。では二人の足つきチェックの際のメモを見てみましょう。
プライマリーカバーの張り出しがきつい!実際運転時には火傷をケアしなければいけないことを考えると、シート高=高評価にならない
しみっく
あーやっぱりプライマリーカバーの張り出しがきつかったみたいですね。足は比較的べったり地面についているように見えましたが本人的には良いとは思わなかったようです。
ハーレー(ブレイクアウト)
48より重さは感じなかった。(バイクにまたがって起こす動作に慣れたせいかな?)グリップとブレーキペダル(?)までの距離も48より遠からずでまぁまぁいい感じ。なんとも座りにくいシートで・・・骨盤矯正用のシートみたいでお尻を包むように窪んでるから足を着ける時、シートがももの付け根に食い込む感じ。足つきが悪いわけではないので安心感(安定感)はあるよしこさん
むむむ、さすがデザイナーのよしこさん表現が独特ですね。バイクに乗り慣れているしみっくとよしこさんで感想が全然違うのも足つき性の面白いところですね。
ブレイクアウトのシート形状

ブレイクアウトシート形状 前からみたところ

ブレイクアウトシート形状 後ろからみたところ
しみっくメモをみたところ、、、
柔らかめ、“尻が埋まる”的なシート。シートはえぐられていない。
よしこさんが骨盤矯正用シートと表現したように、シートに包み込まれるような感じはあったようです。
ちなみに身長165cmの僕も一週間試乗で乗りましたが、プライマリーカバーは結構熱くなり、マフラーはもっと熱いので足つきチェックをしてもらった二人の服装では乗れないのは勿論ですが、写真の状態よりも外側に出さないと火傷しちゃう感じでした。
シート高665mmと聞くとめちゃくちゃ足つきが良いのではないかと思ってしまいますがシート幅意外にも足つきが悪く感じる要因は色々ありますね!でも低重心のおかげか街乗りで乗っていても僕は不安は感じませんでした。
次回は2018年のバイクオブザイヤーにも輝いたZ900RSの足つきをお届けする予定です。
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