MOTOZIPをご覧の皆様こんにちは!あおです♪
251cc以上のバイクを所持していると2年に1度必ず必要になってくるのが「車検」ですよね。
車検はどうやって受けていますか?バイクのショップやディーラーに頼んでいる方が多いのかな?と思います。
でも車検の費用って高いんですよね。点検整備や部品交換も入れると5〜10万円ほどかかることもあります。
実は安くできる方法があるんです!それがユーザー車検。
- ユーザー車検の費用は約2万円です。
- 所要時間は約1時間です。
思っていたより安くて早くないですか?しかも、ユーザー車検ってすごく簡単なんですよ♪
実は私、毎回車検は自分で通しています。
今回の車検もユーザー車検で行ってきましたので、やり方をまとめたいと思います。
- ユーザ車検を受けたことがない
- ユーザー車検の手順が知りたい
そういう方に向けて書きました!

意外と簡単です♪
ユーザー車検を受けられるバイク
この記事で対象としているバイクは「整備がきちんと行われている」「違法改造をしていない」「カスタムによるサイズや重量の変更をしていない」ことが前提です。
マフラーやハンドル・シートなどをカスタムで交換している方は、そのままでは車検に通らない可能性があります。
ノーマルに戻すかバイクショップなどにご相談ください。
定期点検を受けていて、フルノーマルの状態のバイクであれば問題なく車検を通すことができます。
ユーザー車検の費用
ユーザー車検の一番のメリットは費用の安さです。
今回私が支払った総額は17,020円でした。
【内訳】
- 検査登録印紙 1,300円
- 審査証紙 400円
- 重量税印紙 3,800円
- 自賠責保険 11,520円
人によっては予備検査代が別途かかるかもしれません(2,000~5,000円)
重量税は初度登録年からの経過年数によって税額が変わります。251cc以上のバイクであれば排気量は税額に影響しません。251ccのバイクでも1,500ccのバイクでも税額は同じです。
- 初度登録〜13年 3,800円
- 13年経過〜 4,600円
- 18年経過〜 5,000円
ユーザー車検に行く前に
ユーザー車検は最寄りの陸運局で受けることができます。「都市名 陸運局」などで検索するとヒットするかと思います。
陸運局へ行く前に持ち物やバイクのチェックをしておきましょう。
1.持っていくものを揃える

自宅から持参する書類
自宅から持参するものは下記6点です。
- 自動車検査証
- 自賠責証明書(新旧)※1
- 自動車納税証明書
- 印鑑(認め印)
- 定期点検記録簿(無くてもOK)※2
- 法定費用約2万円※3
※1 自賠責証明書は現在使っているもの(旧)とこの先2年に対応したもの(新)の2通必要です。新しい自賠責は陸運局の近くにある「陸運協会」などで入ることができますので、当日行ってから準備しても大丈夫です。
※2 定期点検が終わっていれば整備点検記録簿を持参します。無くても車検は受けられます。
※3 現金のみです。法定費用とは「検査登録印紙」「審査証紙」「重量税印紙」「自賠責保険」のことを言います。ショップに車検代行を頼んでも、ユーザー車検で受けても料金は一律です。
2.バイクのここをチェック
陸運局へ行く前に、下記の部分が正常に作動するかチェックしておきます
- ウインカーは4灯全て点灯しますか?
- ブレーキランプは点灯しますか?
- へッドライトはハイビーム・ロービーム共に点灯しますか?
- タイヤにスリップサインは出ていませんか?
- ホーンは鳴りますか?
- オイル漏れやボルトの緩みはありませんか?
- ハンドルロックはかけられますか?
- タンデムシートは付いていますか?(車検証の記載が定員2名となっている場合のみ)
きちんと点検整備したバイクでも上記の8箇所は当日の朝に再度チェックした方が良いと思います。
前回乗った時は正常だったのに、突然当日の朝にウインカーの球が切れたなんてこともありますから(私です笑)
ユーザー車検当日の流れ-書類編-
1.車検の予約
陸運局のHPで車検の予約をすることができます。予約がなくても当日予約でも可能な場合もあります。
陸運局によってルールが違うと思いますので、念のため確認してください。
都市部など車検場が混み合う地域の方は予約しておいた方が良いかもしれません。
2.必要なもの持って陸運局へ
「ユーザー車検に行く前に」の項であげた6点を持って陸運局へ向かいます。
3.陸運局で書類に記入
陸運局で3通の書類に住所や名前・車台番号などを記入します。
自動車検査票

自動車検査票
- 検査の種類・・・継続検査に◯
- 受験者名・住所・・・現住所を記載
- 登録番号・車台番号・原動機型式・・・車検証に記載のものを転記
- 前面ガラス・・・無に◯
- 初度登録年月・・・車検証に記載のものを転記
- 予約内容・・・事前に予約していれば番号等を記載。当日予約であれば空欄。
重量税納付書

重量税納付書
- 提出年月日・・・今日の日付
- 自動車登録番号・・・車検証に記載の番号を記載
- 自動車検査証の有効期限・・・2年にチェック
- 使用者・・・現住所を記載
- 自動車の区分等・・・自家用と二輪の小型自動車にチェック
継続検査申請書

継続検査申請書
- 自動車登録番号・・・ナンバープレートの番号を記載
- 車台番号・・・車検証に記載の車台番号のうち下7ケタを記載
- 申請人・受験者・・・車検証と同じ住所・氏名を記載
4.収入印紙を購入・貼り付け
陸運局内で収入印紙を購入することができるので、必要な金額分を購入し、検査票と重量税納付書に貼り付けます。

自動車検査票

重量税納付書
5.書類が揃ったら窓口に提出
書類が全て揃ったら窓口に提出し判をもらいます。
ユーザー車検当日の流れ-検査レーン編-

検査レーン
書類に判が押され検査の許可が出たら、バイクに乗って検査レーンへ向かいます。検査員に「ユーザー車検初めてです」と伝えたら横について丁寧に教えてくれるので安心してください。
1.同一性の確認
今から検査を受けるバイクとエンジンが車検証に記載のものと同じかの確認です。
双方の「車台番号」や「原動機型式」が一致しているか確認されます。
2.外廻り検査
灯火類など外廻りが正常か確認されます。
検査員の方の指示にしたがって
- ハンドルロックをかける
- ヘッドライトを点灯
- ハイビーム・ロービームの切り替え
- 左右のウインカーの点滅
- ホーンを鳴らす
- ハザードランプの点灯
- 前ブレーキ・後ろブレーキの点灯
- 車体サイズの確認(メジャーで測定)
- 走行距離の確認
などを行います。
ここまでの検査で問題が無ければ検査票に判が押されます。
3.バイクをレーン(複合検査器)に乗せます

レーンの仕様
続いてバイクを前進させてレーンの上に乗せます。
レーンにはローラーとフットスイッチが付いていますので、ローラーに前輪がはまる位置まで移動してニュートラルに入れます。検査はエンジンをかけたまま・乗車したまま行います。
※立ちごけ注意!!ローラーが回転するときにバイクがぐらつきます。必ずハンドルはしっかり握っておいてください!
電光表示板に指示が表示されるのでそれに従って進めます。ここでも初めての方は検査員がついてくれるので心配ありません。
レーンではスピードメーター・ブレーキ・ヘッドライドの検査が行われます。
4.スピードメーター検査
電光表示板の指示に従ってフットスイッチを踏みます。
ローラーが回転しスピードメーターが上がっていきますので、40km/hになったらフットスイッチを離します。
バイクによってスピードメーターがついているのが前輪か後輪か違いますので、分かれば検査員に伝えるといいです。(わからなくてもOK)
5.ブレーキ検査(前輪)
前輪をローラーに乗せたまま、フットスイッチを踏み電光掲示板の指示に従い前輪ブレーキをかけたり離したりします。
6.ブレーキ検査(後輪)
バイクを少し前進させ、今度は後輪をローラーに乗せます。
ニュートラルに入れ、フットスイッチを踏みます。
電光掲示板の指示に従い、後輪ブレーキをかけたり離したりします。
7.ヘッドライト検査
また少しバイクを前進させ、ローラーから後輪を外します。
続いてはヘッドライト検査です。ヘッドライトの光量や光軸(高さ)が基準に合っているか確認します。
横からスクリーンのようなものが出て行きますので、電光表示板に従ってスクリーンに向かいヘッドライトをロービームやハイビームにします。
問題がなければまた少しバイクを前進させて停車させます。ここまでの検査結果を検査票に打刻します。
8.排ガス検査
プローブと呼ばれる細長いワイヤーのような機械をマフラーに差し込んで検査します。
9.騒音検査
検査員の方がマイクのようなものを近づけて音を測っていました。
ここまでの検査で問題がなければ検査票に判が押されて検査レーンは完了になります!
新しい車検証とシールを受け取り完了

新しい車検証
庁舎に戻って書類を全て窓口に提出します。
早ければ10分ほどで新しい車検証とナンバープレートに貼るシールを受け取ることができます。
ナンバープレートのシールを張り替えて完了です!お疲れ様でした♪
動画でもチェック!
車検を受けに行っている様子を動画にまとめました♪
ぜひこれを見てチャレンジしてみてくださいね〜!
こんにちは、お疲れ様です。
Instagram見させて戴いています。
2日から7日まで男塾塾長佐々木規雄君が家に来ています。
いろんな所で彼の旅の写真やエピソードを聞いたり、沢山の人に話して頂いています。
ユーザー車検は安く済むんですね!
ちょっと気になる事が有りますが、法定費用は現金のみなんですね?
国の政策でキャッシュレス化を図って推進しているのに、その公的期間が現金のみと言うのは腑に落ちないですよね。
こういうところも国は努力しなければキャッシュレス化も片手落ちで、中途半端に思えます。
ユーザー車検でもキャッシュレス化を進めれば、利用者が増える様な気がします。
やり方を教えて下さりありがとうございました