New レストア企画 セロー225フルレストアに挑戦!!#1

皆さまバイクに乗るのも辛い酷暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

私はといいますと真夏の日差しと暑さを、まるでセミの抜け殻の如く耐え忍んでおります。

はい、ご無沙汰しております。いちこです。

私は以前から気になっていることがあります。ツーリングで山道や田舎道なんかを走っていると、突如でてくる脇道の林道。

一体この先には何があるんだろう??気になったことはありませんか?

バイク1台が入れるかどうかの、あの林道の先にロマンを感じたことありませんか?どうしても気になる私は不動車のセローを大金を叩いて買ってまいりました。

じゃん!

見るからに動かなさそうですね。はい動きません。不動車ですから。

このセローですが225ccモデルの初期型です(1KH-2LN)。

製造から約30年経っており私よりも先輩です。オフロードバイクの中でもいわゆるトレールバイクと位置付けされてます。

モトクロスのような激しい競技向きではなく林道トコトコ系です。しかし扱いやすさや、その走破性から林道玄人は「とりあえずセロー」と口を揃えて言うとか言わないとか・・・

なんにせよ林道に入ることを目的とした場合、このセローが最適解の1つであることは間違いなさそうということで、林道ツーリングを最終目的としてセローのレストアに挑戦します!!

不動車の実態!

リアタイヤ周辺

チェーンはサビサビ さすがに交換ですかね。

スイングアーム、ホイールもサビがひどいです。リアブレーキはドラム式ですがロッドもサビサビです。

フロント周り

フロントフォークは点サビの嵐、スポークもひどいサビ、タイヤはひび割れてます。

ハンドル周り

メーターはおそらく社外品ですね。ぱっと見まともです。

社外品のハイスロ?が付いています。もともとあったスロットルにはキルスイッチがあるため、スイッチだけが残されています。雑ですね・・・

ガソリンタンク

この茶色は純正色ではなく、サビです。笑

カモシカが錆の海で溺れているようです。当然中も錆だらけ

電装系

どうやらバッテリーレスになっているようです。見た目はやれていますが、キックを下ろしたところ一応ニュートラルランプが光ったので死んではいなさそうです。

エンジン周り

腐食が目立ちます。ブリーザーホースが大気解放になっていますね(青キャップのところ)。

この部分は本来ブローバイガスを大気に出さないようエアクリーナに繋がれています。

フレッシュエアーのみ導入したかったのか、レスポンス改善かわかりませんが、このように大気解放されていると野外に放置されていた場合、雨水の侵入が心配です。。。

エンジンはOHでしょうか。。。キャブレターはOKOと刻印されています。

これはPWK28キャブの模造品でしょうか?いずれにせよ純正ではないですね。再利用するか迷います。

フレームや外装

いい加減「さび」と打つのが嫌になってきました。フロントのカウルはテープ留めです。

まぁあれですね、やりがいの塊ですね。前回のKSRよりひどいんじゃないでしょうか??

今回は林道ツーリングが目的のため、山奥で止まる。なんてことはあってはいけないわけです。

つまり「動けばいい」とかそういうレベルではないわけです。この素人ライダーいちこがどこまでやれるでしょうか?

少なくともエンジン、キャブレター、フロントフォーク、ブレーキはOH必須です。

フロントフォークのインナーチューブは再メッキが必要かもしれませんね。

タイヤ交換、ホイールもOHして再塗装したいですね。フレームもサビ落としと再塗装でしょう。

電装系については部品交換とハーネス引き直しかな。外装部品も再塗装・・・

気が遠くなる作業量ですが、可能な限り詳細にレストアの過程をお伝えできるよう頑張ります。

また読んでいただく皆さまにとって少しでも有益な情報となるように、レストアにかかった費用は詳細に記録していきます。

では次回から分解編です!どうぞよろしく〜〜

!注意!これはあくまで「素人」がバイクレストアという無謀な挑戦をする様子を酒のつまみ程度に楽しんでもらうための企画です。

くれぐれも真似はしないでください。