皆さまこんにちは。 蚊に刺されるとめちゃくちゃ腫れることでおなじみの いちこです(知らんがな)
かくかくしかじかありまして、セロー225のレストアをすることになりました。前回の記事では車両の紹介をしましたが、一言で表すなら「錆」です。錆びてない箇所がありません・・・
そんなセローさんのレストアにさっそく取り掛かっていきます。
まず私のような素人がレストアを始めるために欠かせないのが「サービスマニュアル」です。
オートバイの各部の機構って一台一台そんなに変わるものではないので経験豊富な方であれば、もしかしたら不要なのかもしれません。
ただ、各部位の規定値を確認したり、取り付け・取り外しの順番や方法はサービスマニュアルを参照するべきと思っています。
そんなわけで、購入しました。サービスマニュアルです。通販で5720円なり〜これで安心して作業を進められます。
分解編その1
まずは下準備
料理の下ごしらえ、授業前の予習、何事も下準備って大切ですよね。私のような素人がバイクのレストアをするのであればなおさらです。備えあれば憂いなし!
レストアのスタートは当たり前ですが分解なので、各部品を本体から取り外していくための下準備をしていきます。
下準備その1:固着ネジへの宣戦布告
こいつの攻略がレストア成功の鍵を握っていると言っても過言ではない。部品を取り外せなければ分解ができないわけですから。
今回のような不動車はあちこちのボルトが錆びにより固着しています。これをナメずにとることが重要です。そんなわけでこいつを使って宣戦布告をします。
WD40!

これは浸透潤滑剤です。作業日前日にひと吹きしておくことで、ボルトが取れやすくなります。宣戦布告というより先制攻撃ですね。
固着ネジの攻略って本当に時間がかかります。限られた時間の中で作業するサンデーメカニックには必須工程かなと思います。
下準備その2:段取り
バイクの分解に慣れている人はなんとなくやれてしまうことですが、何をどの順番で外していくかを事前に考えておくことが大切です。作業性・効率が全然違います。
というのも、バイクにはたくさんのボルトが使われていますが、軽い力で外せるものと、高トルクで締め付けられている箇所が分かれています。バイクが安定しない状態で高トルク箇所を外すのはなかなか苦労するため、あらかじめ順番を決めておきます。
私的には、外装、シート、タンク、ハーネス→エンジン→ブレーキ、ホイール→フロントフォーク、ステアリング周り→リアサス、スイングアーム
こんな順番になることが多いです。ポイントはエンジンを下ろすタイミングですね。私は車体が安定する状態で下ろすほうがやりやすいです。
分解開始~
下準備もできたところで、いざ分解開始です。

さくさくと部品を外していきます。

コネクタが割れていても気にしません。(化粧取れてすっぴんになってるのは気にしたほうがいい)

大体はずし終わったので、いよいよエンジンを降ろします。

非力王いちこにとってエンジンは重たいので、脱着時はお手伝いさんを呼びます。(父)
オフ車スタンドにエンジンを載せて、一応紐で固定しボルトを外します。225ccエンジンといえど私にはかなり重量物です。

エンジンを降ろし終わったら残りの部品をさくっと外していきます。ここまで来たらイージーです。
ちなみに、この工具わかりますか?スピンナーハンドルと言います。柄が長いため、私のように非力な人間にはありがたい工具です。
てこの原理で固いボルトも緩められます。

しかし非力王いちこはスピンナーハンドルを使ってもダメな時があります。そんなときはその辺にある鉄パイプで延長しています。

なんやかんやでようやく一通り外すことができました!
非力×要領の悪さ×暑さによる体力消耗のおかげで2日もかかってしまいました!(^^)!
次に待ち構えているものとは・・・
一通り部品を取り外しましたので、さらに分解→清掃→組付けと進んでいきたいところなんですが、私のように趣味でやっている人間にはどうにもならない制約があります。
そう、「金」です。
無限に予算をかけられるならいいですが(それなら新車買えよという話)、限られた予算の中でどうレストアをクリアしていくのか、これがなんだかんだ重要です。
例えばタイヤ、ブレーキなどの消耗品はだいたいわかっているんですが、消耗度合いがわかりずらいのがエンジンです。ひとまずこいつを開けてみて、何を交換するのか確認していく必要があります。
エンジンの確認が終われば、全体を通してどの部品を交換して、何を再利用するのかなど優先順位をつけていくことになります。
ということで、次回はエンジンの分解に入っていきます!
次回もお楽しみに~
今回の様子はYoutubeに動画でもUPしております。よかったらこちらも見てくださいね!