こんにちは、バイク女いちこです。待望の秋がきましたね(*´°`*)朝晩の涼しさが天国のようです。バイクに乗りたい気持ちもあるけど、レストアもやりたいし…時間が足りない日々です。
今回はこんな悪い顔してお鍋用意してますよ笑 何するつもりだ!いちこ!
さてさて、前回に続きKSRのエンジン部分のレストアについてお送りさせていたきますので、よろしくお願いします!(前回までのあらすじはこちらをご覧ください▶︎バイク女のKSRレストアチャレンジ#2)
エンジンの分解
前回までのレストア作業において、エンジンの腰下部分を開けてみて「せっかく時間もあるし、きちんと仕上げたい!」という思いが芽生え、エンジンの腰上部分も綺麗にすることにしました\( ・ᴗ・何事も勉強。
今回は専用工具のいる部分などの取り外しを行なっていきます*
まずはシリンダー部分の取り外し。こちらはラチェットを使いながら1本ずつボルトを外していきます。さすがエンジン部分ボルトもかなり頑丈に閉められてて、女の力ではなかなか難しい。力を入れやすいように、よりテコの原理が働くようにエクステンションバーなどを使っていきます。


とりはずすと…
カムチェーンが出現!歯車部分に「T」の文字があるのが見えますか?このT字を切り掛けに合わせると、ピストンが上死点にあることになるので、ここに合わせて分解して行きます。

引き続き、残り部分のボルトを外していきます。するとエンジンの主要部分、ピストンのお目見え

燃焼室のカーボン汚れを落とすには?
さて、お目見えしました!くっそ汚い!予想はしてたけど真っ黒。地黒なの?←そんなわけあるか 当たり前ですが、ここは混合気が爆発するお部屋、カーボンがこびりついているのにも納得です。この汚れをお掃除していきます。

まずは、バルブを取り出します。使用したのは、アストロプロダクツのバルブスプリングコンプレッサー(呪文みたいですね)。こちらを使ってスプリングリテーナを押し下げて、コッターを外します。

正直な感想ね、「これに5,000円!?」本当に今まで工具とほぼ無縁にいきてきたので相場わかりませんが、私の感覚では高く感じました。そ、こ、で近くの中古工具扱っているお店へGO! そしたらなんと半額の値段で綺麗な中古品を発掘!!!!!! こんなことってあるんですね。
超真剣。カワサキのバイクいじってるのにHONDAのT-シャツ着てるのは敢えてスルーしてください笑 実はKawsaki T-シャツは持っていませんw


取り出した部品がこちら。

バルブにもカーボンがこびりついています…。それでは、この焼きついたカーボンを落としていきましょう!
エンジンの煮物(笑)
今回、燃焼室内にこびりついたカーボンを落とすのに使用したのは、こちら。

モノタロウのパーツクリーナー。40℃〜60℃のお湯に溶かして使います。(実際に使う場合は使用注意とか説明書をご覧くださいね!)冒頭で鍋を抱えて悪い顔をしていたのはこの作業のためでした笑 エンジンを煮込むぞ〜、と意気揚々。

こんな感じです。すでにカーボン出汁がよく出ている…これつけ始めてまだ5分。さて、汚れがかなり頑固だったので、こちらはこのまま一晩浸け置きしました。翌朝の状態がこちらになります。

真っ黒おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!出汁出過ぎ! 取り出して見ました↓↓


まだちょっとカーボン残っちゃってる(๑•́o•̀๑)引き続き磨き磨きしまして……!
じゃじゃーん!PIKAPIKA!!!!!!

バルブの当たり出し
今回の作業の最後に、せっかく綺麗にしましたので、バルブの当たり出しを行います。コンパウンドをとタコ棒を使ってバルブと燃焼室部分の当たりを見ていきます。
コンパウンドを塗ったバルブを、タコ棒にくっつけて、打ち込みつつ回しつつ、微弱ながら擦り合わせていきます。

コンパウンドのしゃりしゃり感がなくなったところで、拭き取って完了。綺麗!

ただし、今回排気バルブの方に歪みが見つかりましたので交換になりそうです!Kawasakiに発注せねば。ちなみに歪みを見るときは、上記の方法と同じでコンパウンドではなくブリューペーストという青色のペーストを塗ってカチカチすることによって、バルブの当たり部分に均等に付着しているのかを確認することができます。
今回の作業はここまでです!
最後に、工具について
レストアやるようになって、色々な工具があることを知ったいちこさん。同時に「思ったより工具って値段するのね」という感想を抱きました。これからも色々な車両レストアしたいな!と思う方には、工具は初期投資、全然問題ないかもしれませんが今回1回だけなのに!って思うことだって絶対にあるはず。
今までセカンドハンド、いわゆるの中古品というものに信用がなく、好きじゃなかった私ですが、色々調べているうちに1回ぽっきりの工具なら中古使うのもありだなと思いました。
実際、立ち寄った中古工具のお店にはものすごい数の売られた工具たち。まだまだ使えそうな綺麗なものがたくさんありました。新しいの使いたい、誰も触ってないもの使いたいって気持ちはありますが、こうして誰かが使った工具がまた別の誰かの役に立つって素敵なことだなと思い直しました。物は大切に、使えるなら次に求める人の元へ!
当たり前のことなのに、最近改めて認識したので書いて置きたくなったことです*
それでは、次回の更新も頑張ります! 応援よろしくお願いします(*ˊᗜˋ*)/ᵗᑋᵃᐢᵏ ᵞᵒᵘ*
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