北海道1,500kmをバイクで冒険!ノースアイランドラリー2020 レポ後編

MOTOZIPをご覧の皆さんこんにちは!あおです。

7月23日〜26日まで4日間、北海道の大地をラリー形式で巡る、ノースアイランドラリーというイベントに参加してきました!

今回はその後編です!3日目・4日目の様子をお送りします。

前編のレポはこちら↓

北海道1,500kmをバイクで冒険!ノースアイランドラリー2020レポ 前編

過去最長!!3日目480km

朝から快晴!!

早めに起きて出発の準備。コマ図を新しい物に取り替え、タイヤの空気圧を確認。

ホテルの前に、ずらっと並ぶオフロードバイクに通りかかった方々は興味津々なようで

「どこから来たの?」
「どこへ行くの?」

そして最後は

「気をつけてね」と声をかけてくれました♪

バイクで旅をしていた時と一緒だなぁと、なんだか微笑ましく思いました。

朝のミーティングで運営から今日泊まるホテルについて説明を受けます。

到着時間によって晩御飯の内容が変わるようで、19時までに入れば豪華なビュッフェ、それを過ぎるとセットメニューになるとのこと。

この日走るのは今回のラリーで最長の480km。セローではこの距離を今まで走ったことがありません。

どのぐらい時間がかかるのか見当がつかないけど、豪華な晩御飯・・・じゃなくて今日もゴールを目指して頑張ります!

気持ちいい直線のダート

スタートしてしばらく走ると現れたのは一直線に続く未舗装路!!

すぐ隣には牧草ロールというロケーション!すっごく気持ちいい!稚内には何度も来たことがあるけど、こんな道があるなんて!

そしてラリー参加3日目にしてある事に気が付きました。

それは、走るペースでいくつかのグループに分かれるということ。

コンビニや道の駅などで休憩をしていたり、すれ違った時などにノースアイランドラリーのステッカーをつけたバイクを見かけると手を振ったり会釈をしたりするのだけど、大概が同じライダーさんでした。

休憩のタイミングなどで抜きつ抜かれつしてほぼ同じペースで走っていたんです。

走るのが好きでひたすら走る速いグループ、写真を撮ったり休憩したりするまったりグループ。

グループ分けしているわけではないけれど、自然と同じペースで走るバイクを見かけることが多くなっていました。

それぞれが個々で走っているんだけど、何だか一緒に走っているような感覚。ソロの気軽さとマスツーの楽しさを両方同時に味わえる。ラリーはとても面白い!

北海道国道最高所・三国峠

林道・舗装路・高速道路を走って、たどり着いたのは三国峠。北海道の国道の中で標高が一番高い場所です。

後ろに見えるのは松見大橋という樹海の中に現れる大きな橋。こういった撮影スポットもルートに組み込んでくれているのが嬉しい。

写真もたくさん撮りたいところなのだけども、晩御飯の時間ばかりが気になる。同じ480kmでも乗るバイクの排気量も違えば走る道も違うと感覚が全く別物になります。

間に合うかどうか時計をチラチラ確認しながら進む。ゴールまであと少し。

ま、間に合ったー!!!

心配していた晩御飯ですが、到着予定の1時間前にはゴールができました(笑)

北海道産の食材をふんだんに使ったビュッフェはどれもとても美味しかった!!間に合って本当に良かった・・・!ダイエットはラリーが終わってからにしようw

いよいよ最終日!4日目304km

ブロックが削られたタイヤ

この日は朝から雨模様。レインウェアを着て毎朝恒例のバイクチェック。ふとタイヤを見ると、結構限界に近づいていました!

もともとブロックタイヤは舗装路で削れやすいし、高速道路も使っているから当然なのだけど、ここまで減るんだ!と何故か感動。

中には4日間持たずに、途中でタイヤ交換をされている方もいました。トレールタイヤで来ていた方はやっぱり未舗装路では滑るし、削れていたとしてもブロックタイヤの方が軍配が上がると言っていたので選択は間違いでは無かったと確信しました♪

このカウントを見るのも今日で最後

いよいよ最終日がスタート!午前中は濃い霧が晴れず、前が見えなくて冷や冷やしました。後ろから追突されるのを防ぐ為ハザードを点灯させながら運転します。

山を一つ越えたあたりで霧はすっかり晴れていつもの調子を取り戻すことができました。やっぱり前が見えないというのは怖い。

ノースアイランドラリーのルートは、ダートが全体の2割程度。どこも走りやすくて初心者でも楽しめる道でした。

参加者の皆さんはラリーストばかりだと思っていたので、ちょっと緊張していたのですが実際に参加してみるとラリーを初めてするという方や、オフを始めたばかりという方、一人で参加されている方など様々な方がエントリーされていました。

ノースアイランドラリーはラリーとツーリングのちょうど中間にあるステップアップに最適なイベントなのだろうと思います。

フォトグラファーさんに撮っていただいた1枚

今回参加するまではラリーっていうのは、ごく一部のプロの人が楽しめるスポーツだと思っていました。

ラリーって何?コマ図?マップホルダー?どこに売ってるの?状態でしたし。

マップホルダーが無くても、コマ図をスマートフォンに写真を撮ってスライドして見ていた方、タッパーなどで自作していた方、タンクバッグに入れていた方など普通の地図と同じように使っている方もいました。

ラリーコンピューターだって、スマホのアプリを使ったり新しいバイクならバイクのトリップメーターが使えるかもしれない(私のセローは古いから当てにならなかったけど)

マップホルダーもラリーコンピューターも専用品だから手が出しにくいかもしれないけれど、代用品をつかえばラリーは思っていたよりも、もっともっと身近に楽しめるものなのだと感じました。ラリーにハマったらどちらも欲しくなってしまうんだけどね(まさに私/笑)

もう少しでこのマップホルダーを操作しながら進むラリーも終わりかと思うとなんだか寂しい。

無事に完走!!

最後の林道を通り坂をグングンと上がっていく。ひらけた場所に出て目に入ったのは「NORTH ISLANDS RALLY」の旗!4日間、1,500kmを走り無事ゴールしました!!

長いと思っていた4日間も、ここに来てみると本当にあっという間だったと感じます。

ノースアイランドラリーはレースじゃないから誰かと競い合うことはありませんが、ゴールした時の達成感は味わえます。

次はどこに行くんだろう。
どんな景色が見れるんだろう。

そんなワクワク感が尽きない4日間でした。正直すっごく楽しかった!来年も参加できたらいいなと思います。

YouTube動画はこちらからどうぞ!