MOTOZIPをご覧の皆様こんにちわ、キャンプ飯はコンビニで済ませる派、さすライダーです。
キャンプツーリングにおすすめのテント、ライダーにおすすめのテント!などとググると、必ず上位に名前が上がる「コールマン ツーリングドームST」ですが、なんと2020年に「上位モデル」が出たので、早速試してみました。
その名も新たに「+」が追加された「ツーリングドームST+」の実力とは?
ツーリングドームST+って一体どんなテント?
長年多くのライダーに愛されている「ツーリングドームST」は、非常に完成度の高いツーリングテントです!
コンパクトな収納サイズ、必要十分な室内空間、実用的な前室など、ツーリングテントに必要な要素は全て網羅されていながら、税込16,800円という驚異のコスパを誇ります。
それに加えて日光による温度上昇を抑える「ダークルームテクノロジー」を採用したのが「ツーリングドームST+」で、2020年に上位モデルとして追加されました。
ツーリングドームST+はインナーテントがブラック、フライシートがホワイトで統一されていて、僕のようなクールなライダーに似合う感じに仕上がっています(きらり)

2020年のニューモデルです!
テントの収納サイズをチェック
ツーリングドームST+の収納サイズは「約φ19×49cm」となっており、重量は「約5kg」となっています(公式サイトの数値)
僕はコンパクトさが売りの「モンベル ムーンライト2型」と、大型の「DOD ライダーズバイクインテント」を所有していますが、ツーリングドームST+は完全にモンベル側の大きさで、十分コンパクトであると言えます!
ただし、持った時にズシリと感じる重さはあるので、しっかりとしたツーリングバッグに積載することをオススメします。
これくらいの収納サイズであれば、1〜2泊レベルの容量30Lくらいのバッグでも収納可能で、大容量バッグであれば余裕のよっちゃんです(僕は昭和世代です)

評判通りのコンパクトさです

容量30Lのバッグでも入ります(ラフアンドロード AQA DRYテールボックス)

容量82Lのバッグだと他の荷物も入れ放題(エンデュリスタン トルネード2 XLサイズ)
テントの設営方法をチェック
ツーリングドームST+は初めてだと大体15分くらい、慣れれば10分くらいで建てられるようになります。
ツーリングテントとしては若干時間がかかる印象ですが、これは快適な前室と室内空間とのトレードオフとなるので、致し方ないポイントかと思います。
パッケージとしては「黒いインナーテント、白いフライシート、黒いポール2本、グレーのポール1本、ロープ4本、ペグ13本、丁寧な説明書」から構成されており、ペグハンマーと必要な場合はグランドシートを別途用意する必要があります。

さて、テントを建ててみましょうか!

これがパッケージ一式です

ポールは全部で3本あります

ロープとペグ一式です
設営の手順としては、まずはコールマンのロゴがある方を入り口として、インナーテントを颯爽と広げます!
次に黒いポールを2個組み立てた上で、クロスさせてテントの後ろ側の両端にある黒いポケットに、それぞれの先端を突っ込みます。

ロゴがある方が入り口です

黒いポールをクロスさせます

それぞれの先端をテント後ろ側にある黒いポケットに突っ込みます
次に黒いポールを持ち上げながら、それぞれの先端を入り口側の両端のピンに差し込んで立ち上げます。
そしたらインナーテント中央の黒いフックを「クロスしている上側のポール」にひっかけて、あとは他の黒いフックを次々にパチパチっ!としていきましょう(グレーのフックは除く)

クロスさせたポールを持ち上げます

ポールの先端を入り口側の両端のピンに差し込みます

インナーテント中央の黒いフックをクロスした上側のポールに引っ掛けます

残りの黒いフックをパチパチっと!していきます(赤丸のグレーのフックはパチパチ禁止)
お次は前室用のグレーのポールを組み立てて、インナーテントの両側にあるピンに先端を差し込みます。
そしたら先ほどパチパチっ!とするのを必死に我慢していた、グレーのフックを勢いよくパチッとしちゃって下さい!

グレーのポールを組み立てます

ポールの両側の先端をインナーテントのピンに差し込みます

両側のグレーのフックをパチッとしましょう!
この時点でテントの設置場所をキチッと決めて、四隅のゴムループにしっかりとペグを打ち込んで固定します。
次はいよいよフライシートを被せるわけですが、若干複雑な形をしているので「はて?どっちが前でどっちが後ろなのよ?プンプン」状態になってしまうかもしれません。
コツとしてはテントを正面から見て左側に「TOURING DOME ST+」の商品名ロゴ、後ろにクリアパネルが来るように被せると分かりやすいです。

テント四隅のゴムループにペグを打っていきます

テントを正面から見て左側に商品名が来るように被せる

後ろにクリアパネル(上部)が来るように被せる
無事にフライシートを被せたあとは、外側にある黒いフックをインナーテントのDリングに引っ掛けて、内部にあるベルクロをポールに巻き込んで固定していきます。
ちなみにベルクロはフライシートの前後にあるので、特に後ろ側の止め忘れがないように気をつけましょう。

フライシートのフックをインナーテント側のDリングに引っ掛けます

内部にあるベルクロでフライシートとポールと固定します

この位置は黒・グレーのポールを両方巻き込んで固定します

ベルクロは後ろ側にもあるので忘れないようにしましょう
ここまで来ればいよいよ設営も終盤で、あとはフライシートの5カ所のループを全てペグで固定した上で、4つあるストームガードにロープを結んでペグで固定すれば完成です!

全部で5カ所あるループをペグで固定していきます

どんどんペグを打っていきましょう

後ろ側は2つのループを巻き込んでペグを打ちます

4カ所あるストームガードにロープを結びます

ロープもしっかりとペグ打ちしましょう

ロープの長さは金具で調整可能です

これでテントが完成です!

後はこんな感じです
テントの居住性と各部をチェック
ツーリングドームST+は1〜2人用のツーリングテントなので、ソロユースでは室内空間に余裕があります!
僕は身長173cm(脚長)ですが、テント内で堂々と足を伸ばすことが可能で、シュラフの横にライディングジャケット・パンツ、着替え、洗面用具などを余裕で置くことができます。
また、テントの入り口が大きめにできているので、長身でもストレスなく出入りすることができます。

足を伸ばしても窮屈感がありません

シュラフの横に荷物が余裕で置けます

入り口がとっても広いです(メッシュにできます)
室内のユーティリティとしては、小物収納ポケットが一つ、小さめの窓が二つ、メインの窓と天井にも窓があり、窓はどれもメッシュにできるようになっています。
ちなみにテントの外から見ると、天井の窓の部分はベンチレーターも兼ねていて、空気が流れやすいように設計されています。

小物収納ポケットあり

小さい窓がテントの左右に一個づつあります

メインの窓はかなり大きいです(メッシュにした時の留め具付き)

天井にも窓が付いています

天井の窓の部分はベンチレーターになっています
そしてそして、誰もが気になる前室の使い勝手ですが、これが予想通りの「使える前室」でした!
椅子とテーブルと多少の荷物を置いても余裕のある広さで、読書をしながら寛ぐ、コーヒーを飲む、調理をするには全く問題がありません。
欲を言えばもう少し前室が前に張り出していた方が、より一層使い勝手が良くなるとは思いましたが、となると全体の大きさや設営方法に関わってくるので、このバランスが丁度良いのかと思いました。

とってもナイスな前室です

斜め上からのアングル

愛車を眺めながら前室でコーヒーが飲めます
また、今回は若干の雨に当たってしまった日もありましたが、予想以上に雨水を弾いてくれたので、ツーリングドームST+は防水性能もかなり高いと言えます!

雨水をしっかりと弾いてくれました

防水性能はかなり高いです!
ダークルームテクノロジーの実力は?
ST+の最大の特徴は、日光による室内の温度上昇を抑える「ダークルームテクノロジー」の採用です。
実際、撮影日にカンカン照りの時間帯がありましたが、室内温度が一定以上に上がることはありませんでした。
あくまでこれは僕が住んでいる北海道の場合ですが、大きめの窓やベンチレーター機能も相まって、恐らく真夏の本州キャンプでも快適に過ごせると思います!
ただし、その反面どうしてもテント内が暗くなってしまうので、日中でも荷物を探すのに苦労する時がありました。

ダークルームテクノロジーな室内
まとめ:これで2万円を切る価格は素晴らしい!
コンパクトに収納ができて、作りがしっかりとしていて、雨と日光を防いでくれて、快適な前室まである、、、こんな素敵なテントがなんと「税込み19,800円」とか、奥さん、、、今すぐ電話しちゃいますよね?
ということで、我々ライダーの定番テント「ツーリングドームST」は「ST+」になって更なる進化を遂げていましたYO(最高のきらり)

ツーリングテント選びで迷ったらコレ!
動画でも設営方法と特徴を解説しています