朝晩は急に冷える日が増えてきましたね。春に買った革ジャンを毎日着用して馴染ませています。
こんにちは、ワールドウォークの番頭です。
バイク業界に10年以上いると、さすがにバイク用品もかなり揃ってきます。
そのため取材などで、
- 格好いいなぁ
- 凄いなぁ
と思うことはあっても、
- 欲しいなぁ
と思うことは少なくなってきました。それでも毎シーズン沢山の新作が発表されると物欲が刺激され、魔が差してポチっとしてしまう事も。。。
今回はそんな物欲魔人の僕が今年の秋冬に買ってしまいそうなジャケットを3着まで絞りましたので紹介します。
ちなみに僕のスペックは身長164センチ、体重62キロのアラフォーです。特性は筋肉質で少し腹が出ている。キニナル製品ががあればサイズ選びの参考にしてください。
KADOYA URBAN SEEKER

KADOYA URBAN SEEKER(税抜き¥34,000)
個人的に最近注目しているメーカーがKADOYA。
バイク用品メーカーとしては老舗ですが、昔からのファンを裏切らない商品展開を続けつつも、ここ数年は新しい挑戦をしています。
KADOYAというと圧倒的に「革ジャン」のイメージですが、少しずつレザー以外の素材を使った製品展開も。
2019年秋冬に車のエアバッグなどに使われる高強度ナイロンを採用したSINGLE COATをリリースした際にも驚きましたが、2020年は脱着が可能なキルティングライナーを装備して使い勝手が進化したバイカーズコートをリリースしました。
今回お借りしたのはSサイズ。気温が18度ぐらいでTシャツの上にインナー付きのURBAN SEEKERを着用してみましたが快適にバイクで走行できました。
ジャケットのライナーを外すと裏地は吸湿速乾素材を採用しており、開閉可能なベンチレーションも備えていることからオールシーズン使い勝手が良さそう。
サイズ感的にはシンプルで細身のシルエットですがバイクの取り回しをしても窮屈な感じはなく、中に厚手のパーカーなどを着ても問題なさそう。冬場もミドルインナーを工夫すれば十分に使えます。

キルティングライナーは脱着可能.。中綿は高機能なCOMFORMAX

胸、脇、背中のファスナーを開ければ風が抜けて蒸れにくくなる

ポケットとフロントのファスナーは止水ファスナーを採用

KADOYAっていうとハードなイメージだけど、トリシティ300のようなコミューターに合わせても違和感はありません。
KUSHITANI K-2805 WINTER AMENITE JACKET

K-2805 WINTER AMENITE JACKET(税抜き¥45,000)
僕がオウンドメディアのライターを担当させて頂いてるクシタニ。
クシタニも革ジャンが有名なバイク用品メーカーの老舗。取材でレザー製品へのコダワリに感銘を受け、春に購入した革ジャンは何を隠そうクシタニ製。
去年の冬にはK-2694ADORE JACKETを購入して寒い時期はヘビーローテーションで使っています。そんな僕がなぜ、更にクシタニのジャケットをチェックしているかというと
「痩せたんです」
いや病気とかじゃないですよ!むしろメチャクチャ頑張ってダイエットしたんです。この間久しぶりにADORE JACKETに袖を通してみたら少し大きめに。。。
クシタニの防寒テキスタイルウエアは超快適です!ほとんどの製品はミドルインナーが付いていて、これがビックリするぐらい暖かい!
加えてアウターは防水透湿性に優れているので使い勝手は最高。ただ。。。一つ問題が。常に品薄なんです。欲しいものがあれば早めに購入したほうが良さそう。シーズン後半にはサイズや色が揃わないかもしれません。
防水透湿性に優れたアウターと超絶暖かいミドルインナーの組み合わせは外れナシ。真冬でも都内ならロンTの上にミドルインナー、ジャケットの3枚で快適です。
今回はMサイズをお借りしたのですが、アウターは綿がギッチリ詰まったミドルインナーを着用する前提なので少しユッタリしています。ミドルインナーはかなりタイトな作りになっているので厚手のパーカーなどは着用できなそう。
ただ前述したように重ね着しなくても充分に暖かいので大きめサイズを購入する必要はありません。
僕のお勧めは今回紹介したK-2805 WINTER AMENITE JACKETか完全新作のK-2807 GAL JACKET、56デザインとのコラボモデル、K-2813 56DESIGN CAFFE LATTEという感じです。
ちなみにK-2807 GAL JACKETとK-2813 56DESIGN CAFFE LATTEは品薄で借りれませんでした。欲しい人は急いだほうがいいかも。

胸部プロテクタ―も装着可能

このミドルインナーが超暖かい!写真のグレーは防寒テキスタイルウエアにセットで付属される限定品で。単品で購入する場合には黒のみとなる

下からの風による、めくれ上がり防ぐストームガード

街着で着ても違和感なさそう
Motorimoda ブラウア―H.T. イージーウインターマン2.0

イージー ウインター マン 2.0
先日rurikoちゃんと一緒にMotorimodaに取材に行った際に始めて知ったブラウアーH.T.。
アメリカ軍や警察等のユニフォーム市場で80%のシェアを持ち、堅牢なパフォーマンスとイタリアンデザイナーが作り出すフォルムが特徴のブラウアーの派生ブランドなんだとか。
こちらのイージーウインターマン2.0は見た目は街着にしか見えませんが、装備はばっちりバイク用。その証拠に肘のプロテクターが標準装備、肩と脊椎部にはプロテクター用ポケットが装備されています。
ただ試着してみると肩部分にもプロテクターが入っているような感じがしました。確認したところ樹脂のような素材が入っていました。プロテクター用の肩ポケットはありますが、なくても充分にプロテクション効果はあるのでは?という印象です。
特筆すべきはシルエット。肩や肘にプロテクターが入る構造を採用すると見た目が街着に見えなくなります。しかしイージーウインターマンはアパレルショップに陳列されていても違和感のないシルエットに仕上がっています。
袖口は二重構造のニットリブになっており、N-3Bなどの極寒冷地仕様のフライトジャケットなどにも用いられる設計で袖口から走行風が入ってくることもありませんでした。
またフロントのポケット、及びメインのファスナーは止水タイプを採用しており生地自体も撥水性の高いものを採用しているためアウトドアっぽい印象も受けます。
中綿には高機能なサスタンスを採用。15度ぐらいの屋外で着用して撮影していましたがTシャツの上に一枚着るだけで暖かく、むしろ汗ばみました。
今回はSサイズをお借りしましたが、日本メーカーのジャケットサイズ感と大きくは変わらない印象です。タイトなシルエットですが窮屈な感じはありません。

ミリタリーウエアで採用されることがある二重構造のニットリブ

肩部分のロゴマークがアクセントになっていて格好いい!

高機能中綿のサスタンスを採用

見た目は完全に街着!

ちなみにレディースもあります!・・・どうやったらカメラに向かって笑顔になれるのかわかりません。。。
価値観の多様化に対応する3着
今回紹介した3着はシーンを選ばず使い勝手の良い製品ですが、それぞれの特徴を一言でいうならば・・・・
- KADOYA:ちょい悪な雰囲気が最高
- クシタニ:使い勝手最高
- Motorimoda:お洒落すぎる!
といった感じ。
正直僕は十分すぎるほど冬のライディングウエアは持っているのですが、それでも物欲に勝てる自信がありません。
あなたが今年の冬のライディングウエアで悩んでいるなら、是非とも上記3着を試してみてください!後悔させませんよ!