本革なのに洗える!クシタニのエクスプローラージーンズを徹底インプレ

革に感じていたデメリットを全て払拭してくれる、凄いレザーパンツに出会ったので聞いてください!!

MOTOZIPをご覧の皆さん、こんにちは!あおです。

突然ですが、皆さんはバイクに乗る時どんな格好をして乗っていますか?

一般的なバイクウェアでしょうか?オフロードを走る方なら動きやすい格好にプロテクター。レーシングスーツで走っている方もたまに見かけますね!

乗るバイクやスタイルにもよって装備が変わってくるので何が正解かは割愛しますが、私の場合はシンプルでカジュアルなスタイルが好きです。

革ジャン+ジーンズがいつものスタイル

レザーパンツが履きたい

この定番スタイルで長くバイクに乗ってきた私ですが、頭の片隅には「レザーパンツが履きたい」という思いが・・・。

ジーンズもすごく気に入ってるんですがバイクに乗るとなると安全面が少し心配なんです。そして熱も風も通すので夏は内ももがエンジンの熱で火傷みたいになってしまうし冬は風をモロに受けて極寒。

やはりふとした時にレザーパンツを履きたいと思ってしまうのです。

でもレザーパンツはハードルが高い

ただどうしても全身レザーというのはハードルが高い。雰囲気やスタイルが良い方だと格好良く見えますが、私の場合革のハードなイメージが合わないのか残念な感じに・・・

しかもお手入れも大変そう・・・水に濡れればすぐシミになるし、クリーニングも必須。クリームなどで定期的に保湿したり。初心者の私には手が出しにくかったのです。

出会ってしまった全ての希望を叶えるレザーパンツ

先日MOTOZIPの編集部に伺った際に「ジーンズにしか見えないレザーパンツ」があると教えて頂きました。

それがクシタニのエクスプローラージーンズです。

ちょうど編集部に伺った当日にクシタニと打ち合わせがあるという番頭さんに同行して製品をチェック。

実物を見てビックリ!見た目が本当にジーンズそのものでした!

遠くから見てもジーンズ

近くから見てもジーンズ

さらに特徴を聞くと、私が革に感じていたデメリットを見事に払拭してくれるレザーパンツでした。革を履きたいけど、観光もするしバイクを降りた時はカジュアルなスタイルの方が良い!という方は多いと思うので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。メンズも種類豊富にありましたよ!

エクスプローラージーンズのここがすごい

店舗で実物を見ながら詳しく説明して頂きました

店舗で実物を見ながら詳しく説明して頂きました

エクスプローラージーンズの特徴を書き出すとこんな感じです。

・見た目が完全にジーンズなのに本革
・雨・霧・雪に濡れても平気
・家庭用洗濯機で洗える
・10年20年使える
・染色、補修のアフターケア万全
・滑らない

見た目が完全にジーンズなのに本革製

生地の質感も見た目も完全にデニム。しかし裏返すとこれが革だということがわかります。レザーパンツを履きたい。でもバイクを降りた時のカジュアルさは残したいという希望を見事に叶えてくれています。

雨・霧・雪に濡れても平気

エクスプローラージーンズは撥水効果に優れているので、雨・霧・雪の日でも着用可能です。通り雨程度ならレインウェアは要らないそうです。撥水効果を確かめる実験をしてみたのでまずはこちらをご覧ください。

ジーンズの中にティッシュを入れます

その上から水道水をかけてみます

水が玉のようになって弾かれています

水を拭き取り、中のティッシュを出してみると全く濡れていません

ご覧の通り、撥水効果を発揮しエクスプローラージーンズの上で水をはじき返しています。高速に乗ってて突然の通り雨でSAが近くになくて停まれない!なんて時にも役に立ってくれそうです(あるあるですよね・・・)

この撥水効果を生み出しているのが、エグザリートレザーという天然の皮革のコラーゲン繊維にフッ素化合物を深く浸透させた生地です。フッ素化合物は防水スプレーにも使われているもので、それにより優れた撥水効果を生み出しています。

防水スプレーと大きく違うところは、フッ素化合物を表面だけではなく深く浸透させているという点。これにより水洗いしても効果が落ちる事なく半永久的に撥水効果が保たれるとのことです。

家庭用洗濯機で洗える

エグザリートレザーが可能にしたのは雨の日に着用できるだけではなく、家庭用の洗濯機で丸洗いができるということも。

雨・虫・排気ガス・泥などバイクのウェアは様々な汚れにさらされます。クリーニング店に持っていくのはコスト的にも厳しいところ・・・家庭の洗濯機で普通のジーンズと同じように洗えるというのは助かりますね。

専用の洗濯ソープも販売されていますが、一般的なおしゃれ着用の中性洗剤も使用可能です。

前述しましたが、洗っても撥水効果が落ちる事はありません。仮に撥水効果が落ちってきたと感じた際は、乾燥機で10分程度回すと撥水効果が復活するのだそう。家に乾燥機がなければコインランドリーに持っていけば解決です!

再染色・補修などのアフターケアも万全

洗濯はできますが、ジーンズなので気になるのが色落ち。ジーンズ特有のヤレ感を楽しむのもいいですが、色落ちしすぎたと思った時はクシタニで再染色や補修などのアフターケアもしてもらえます。

色落ちしたジーンズの方が格好いい!という方もいらっしゃると思うので、これは完全に好みの問題ですが、いつまでも綺麗な状態で履きたいという方にはもってこいのサービスですね。

滑らない

これはエクスプローラージーンズというよりも革の特徴なのですが、滑らないということが挙げられます。ブレーキなどで体が前に持っていかれるのを防いでくれる、ニーグリップの際にタンクをしっかり掴んでくれるというメリットがあります。

余計な力を入れずに済むので、疲れにくく正しいライディングフォームを保つことができます。

エクスプローラージーンズのデザインを確認

メンズは「エクスプローラージーンズ」「RIDE」「NEO」「MESH」の4シリーズが販売されていて、レディースは「エクスプローラージーンズ」の1シリーズのみ。

今回はレディースの「エクスプローラージーンズ」を実際に着用してインプレします。

メンズと形が違いますが生地は同じなので参考にしていただけると思います。

サイズ感

26インチを着用しています

身長160cm・体重45kg・26インチを着用
腰回りはちょうど良く、足回りは余裕があります。

革のパンツは風を通さないのですが、冷えやすいので冬はインナーパンツを合わせることを考えると余裕があるサイズを選んだ方がいいかもしれません。試着されるときは普段使っているインナーパンツなども持ち込んで試着されるといいと思います。

スタイルはローライズ・ブーツカット

股上はローライズと呼ばれる浅めのデザインです。ちょうどベルトの位置がおへその下あたりにきます。

スタイルは太ももから膝までは絞られ、膝から足先は広がりを見せるブーツカットです。ブーツカットの特徴は脚を長く見せてくれるという点。ヒールのある靴を履けばより脚を長く見せてくれます。

ブーツインをして履くにはもたつきますので、外に出して履く方が綺麗に見せてくれると思います。

フロントデザイン

フロント部

フロントボタンとジッパーにはエクスプローラージーンズのロゴ(EX)が入っています。

コインポケットですが、通常のジーンズでは右に付いているものがエクスプロラージーンズは左についています。これは取り回しをするときにタンクに金具が当たってしまうのを防ぐため。こういうライダーに向けたこだわりも感じられますね

ベルトループの幅は約6cm。太めのベルトも使えるように幅広に作られています。

バッグデザイン

バッグ部

バッグデザインですが、ヒップポケットにはクシタニのトレードマークである富士山のステッチが入っています。ヒップポケットにデザインがある事でヒップアップ効果が出ますし、スタイルよく見せてくれます。

また、レザーパッチには製品1つ1つに異なったロット番号が記載されています。

裏地はメッシュ生地

裏地の膝部分にはポケット

裏地に細かいメッシュ素材が使われているので、夏でも汗によるベタつきや張り付きを防いでくれます。また、膝の部分には別売りのプロテクターを装着できるように、中にポケットが作られています。

10年20年使える

革製品って高いですよね。革製品を手に取りにくい一番の理由はもしかしたらここじゃないでしょうか

エクスプローラージーンズも5万円を超える商品です。あ!良さそう!と気軽に買える商品ではないかもしれません。

ただ、このエクスプローラージーンズは10年は軽く使えるし、大切にすれば20年は履ける1本だと思います。実際に「クシタニ ジーンズ」などで検索すると10年以上使っていらっしゃる方を見つけることができます。

長く使えばそれだけモノと思い出を作ることができます。10年共にツーリングに出かけ、手に取ればたくさんの思い出が蘇る、苦楽を共にした戦友のような存在になる。そんな1本になり得るジーンズだと思います。価格にはそういった価値も見いだせる気がします。

全てのエクスプローラーへ

そして最後にエクスプローラージーンズのエクスプローラー(EXPLORER)とは英語で「冒険者・探検家」の意味です。冒険者というと前人未到の秘境を開く!みたいなイメージがあるかもしれませんが、そんな大それたことではなくても「今まで走ったことのない道を走ってみる」「今まで行ったことのない土地を訪ねてみる」それが私たちライダーにとっての冒険だと思うんです。

エクスプローラージーンズは「今まで勇気が出なくて行けなかった場所へ、あと一歩を踏み出す勇気をくれる」そんな存在になる1本だと感じました。

完敗です!

Youtubeでもインプレしています!よろしければこちらもご覧ください♪

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