ここ最近、今使っている防水バッグよりも一回り大きい製品を探しています。先日はクロームの新作バッグを紹介しました。
実際に使ってみるとガッツリ物欲を刺激され完全に購入モードだったのですが、また良さそうな防水バッグを見つけてしまったんです。
F/CEというブランドのDRY LINE1というシリーズなのですが、セールスポイントは「無縫製・完全防水」という事なのです。
生産する際に特殊溶着処理が施されているため縫い目がなく浸水しないという事のようです。素材には耐久性に優れているコーデュラ500デニールが採用されている点もポイント高し!
という事で、F/CEの広報に連絡してDRY LINE1シリーズの中からシームレスデイパックをお借りしました。
うーーん完全防水?大丈夫か?

ファスナーは止水だけど。。。
送って頂いた荷物を開梱しチェックしてみるとコーデュラナイロンを使っているだけあり質感はいい感じ。ですが正直一番初めに気になったのはメイン荷室のファスナー部分です。
完全防水と言っているだけあり止水ファスナーを採用しているのですが双方向に開くことができる設計になっています。確かにこのほうが日常的な使い勝手はいいのですが、ファスナーの間に隙間ができてしまうんです。
正直この設計だと完全防水ではありません。断言できます。ですが容量は大きめで使い勝手も良さそうなので、「来週雨が降るっぽいので実際に雨中で使ってもいいですか?」と広報に確認したところ了承いただけたので試してみました。
雨の中でのテスト結果は?

通勤で1時間走ってみました
基本的に雪が積もらない限りはバイク通勤なので雨の日を狙って使ってみました。結果から言えば雨が浸水することはありませんでした。
設計的に完全防水でないことは間違いありません。ですがそれなりの降水量の中で1時間走行しても雨が入らなかったというのも事実です。

横の荷室は1ウェイの止水ファスナーが採用されている
シームレスデイパックにはメインの荷室の他にバッグ横側にも収納スペースがあります。こちらも止水ファスナーで開閉可能ですが1ウェイになっており上にあげると閉まる仕組み。ファスナーの留め具部分には傘のようなものが付いていて雨が入らない仕組みになっています。絶対に濡らしたくないものはこっちに入れると良いかもしれません。
大容量ながら角度によっては大きく見えない

後ろから見ると大きなバッグには見えない
シームレスデイパックの容量は35L。バックパックを探していると20L前後の製品が多いですが、1.5倍の容量ですから荷物はガッツリ入ります。ですが写真のように後ろから見ると幅、高さともに大きく感じられません。

横から見ると・・・
容量の秘密は意外と奥行きがあるということ。横から見るとわかります。
2週間使ってみた結果・・・最高に欲しくなった
撮影の予定が調整できなかったため、気が付けば2週間ほどお借りする形に。実際に通勤で使ってみましたが使い勝手は最高でした。

持ち手部分はプラスチックカバーが装着されていてつかみやすい
バックパックを使っていると意外と上の部分についている持ち手を使う機会は多めです。こちら珍しくプラスチックのカバーが装着されていて持ちやすい!色々なバックパックを使ってみましたが採用されているものは少なめ。実は希少かもしれません。

左右にサイドポケットが溶着されていて上部にコンプレッションストラップもあるので長物も収納可能。
僕が普段使っている三脚も納めることができたのですが、ちょっと無理やりな感じもありました。ドリンクホルダーに使うのが良さそうです。

ショルダーハーネスにはカラビナなどをかけらえれるループ。

チェストストラップがあるので重い荷物を入れてもショルダーハーネスがずれにくい
僕の場合はカメラを入れる時点でチェストストラップは必須。ノートパソコンやタブレットなどを持ち歩く方も増えているのでチェストストラップがあるだけで使い勝手は良くなります。

背中部分にはクッションがついているので背負い心地も良い感じ♪
シンプルなデザインなのに使い勝手は最高

撮影機材が入るので荷物は多め
撮影機材が負担にならないようにカメラはミラーレスにしたのですが、それにしたって三脚とカメラ本体、レンズ2本を常に持ち歩こうとするとそれなりの荷物量になります。
僕は常に
- 長財布
- 小銭入れ
- 手帳
- ボールペン2本
- ボイスレコーダー
- カメラポーチ【ミラーレス一眼とレンズ2本、予備メモリーカード、予備バッテリー×2個】
- ポーチ【サイドスタンド下に敷くゴム】
- 三脚
これらを持ち歩いていますが、これだけ入れてもかなり余裕があります。

三脚も縦にすっぽり収まる
横にも三脚は納めることができますが、メイン荷室にもしっかり収納可能。先ほどの荷物を全部入れても結構余裕があります。

メイン荷室には細かい物をわけて入れるスペースもあります
メイン荷室は容量大きめですが、背中部分に小物を入れるスペースが分かれていて良く使う財布などを入れておくと便利でした。
選択肢が広がると嬉しい反面悩みも増える・・・
バックパックの容量で人気なのは20Lクラス。モバイルノートパソコンに手帳や財布などを入れて丁度良いサイズです。
撮影機材などを常に持ち歩く人の方が少ないと思いますが、最近ではSNSに投稿する為にカメラを持ち歩いているライダーも多いはず。そうすると必然的に20Lクラスでは容量が足りなくなってきます。
街に溶け込むデザインで更に30Lクラスとなると選択肢がぐっと少なくなります。僕自身も今のところ先日紹介したクロームのバッグパックしか購入の選択肢に入れてなかったのですが、ドライライン1 シームレスデイパックの使い勝手が非常に良かったので選択肢が増えてしまいました。
まだしばらく防水バックパック選びに時間がかかってしまいそうです。