年々、夏が暑くなってきている気がします。連日38度超え、40度を超えるところもあるとか。
ライダーにとっては一番身体に堪える季節ですよね。皆さん夏の暑さで体調を崩していませんか?
MOTOZIPをご覧の皆さん、こんにちは!あおです!
今日はそんな夏の暑さを解消してくれる冷却ベスト、MACNAのDRY COOLING VEST EVOをお借りしてみました!
バイク用品店NAPSさんで一時在庫がなくなるほどの人気商品のようです。
私の住んでいる場所の近くにはNAPSさんが無いので見たことがなかったのですが気になっている方も多いのでは無いでしょうか?
冷却ベストってイマイチ効果がわからないし、なんだか蒸れそうだし・・・と今まで使ってこなかったのですが今回使ってみて「こんな商品があるんだ!」と驚きました。
DRY COOLING VEST EVOの仕様

前面

背面

脇部分はメッシュ素材

背中上部に吸水口
DRY COOLING VEST EVO は気化熱効果で冷却するベストです。気化熱とは、例えば濡れた服を着たままでいると体が冷えていきますよね?それは服の水分が体の熱を奪って気化しようとするからです。
それと同じ原理がこのベストには備わっています。
気化熱効果を利用する冷却グッズはバイク用品に限らず、たくさんの種類が販売されているので珍しくはないのですが、このDRY COOLING VEST EVOは他とは違った特徴があります。
冷却ベストの欠点をカバーしたベスト
冷却ベストもいろんな種類があって、大まかに分けると次の3点
・保冷剤を入れるタイプ
・本体を水に浸けるタイプ
・風を送るタイプ
保冷剤を入れるタイプは保冷剤が無いと使えませんし(ロングツーリングには不向き)
水に製品を直接つけるタイプは服が濡れるのが欠点。濡れたベストを着用するとジャケットやTシャツなどが湿ってしまいます。DRY COOLING VEST EVOはベストのグレーの部分が防水仕様の袋状になっていて、その中に水を入れて使用します。製品を直接濡らすタイプの冷却ベストとは違い、ベスト自体はずっとサラサラなままなのです。
風を送るタイプのものは充電式・電池式を問わず電気が必要です。(ランニングコストが必要)
そういう意味ではDRY COOLING VEST EVOは必要なのは水道水のみだし、製品自体が濡れる事もない、ランニングコストもかかりません。冷却ベストの欠点をカバーした商品だと言えます。
使い方は簡単!水を入れるだけ

必要なのは水道水のみ
DRY COOLING VEST EVOの使い方は簡単。背中上部にある注ぎ口から水道水を600ml注入する”だけ!”
ベスト自体を充電する必要もなければ、何か薬品などのアイテムを添加する必要もありません。
冷却効果がなくなれば、また水道水を入れば復活します。水道水なんてどこにでもありますから手軽に使えるのがいいですね。
水道の蛇口から直接入れても構わないのですが、注ぎ口が狭いので一度ペットボトルなどに水を入れてからベストへ入れたほうが入れやすいと思います。
冷却効果は最大マイナス15度
DRY COOLING VEST EVOは適切に使用するとに、ベストの温度が5~15度下がります。
そしてその冷却効果の持続時間は8〜72時間!(3日間)
冷却効果は外気温・風・湿気などに左右されます。
サイズは3種類

着用してみました
サイズはS-M/L-XL/2-3XLの3種類
私はS-Mサイズを着用してみました。身長は160cmです。
横幅は余るものの縦のサイズはぴったり。
上にジャケットを羽織ってもごわつく感じも無く、普通に着用できました。
実際に着て走って検証してみました
実際にDRY COOLING VEST EVOを着用して色んなシーンを走ってみました。
信号の多い街中
ライダーにとって夏の暑さが一番きついのは「信号待ち」と「渋滞」だと思うんです。
エンジンからこみ上げてくる熱気、隣に停まった車の反射熱とマフラー熱・・・のぼせそうになりますよね。
まずは信号の多い街中で検証してみました。頻繁に止まるシーンでも、走行中の風でベストが冷やされているので背中や胸の冷たさを感じることができました。エンジンの熱は相変わらず熱いのですが、胸元と背中が冷えているというだけでも、汗を書くことなく快適に乗ることができました。
流れの良い道
続いては信号の少ない流れの良い道を走ってみました。
こちらは風を受け続けているからか、十分な冷たさを感じます。流れの良い道=直射日光に当たり続けるということでもあるのですが、驚くことにベストの中の水が温まらないのです!
体に付いている方が冷たさを感じるので、ベストのサイズはピッタリ目のものを選んだ方が良さそうです。
高速道路
最後に高速道路でも検証。正直に言います。寒いです!!
元々湿気の少ない北海道でずっと強い風を感じる状況だと、製品の効果を最大限に発揮するのでしょう。
背中が冷たい!!と感じるレベルで冷却効果がありました。
実際に温度を測ったわけでは無いのですが、製品の最大15度温度が下がるというのも納得です。
使えない場面もあるので注意
いろんな場面で活躍してくれるDRY COOLING VEST EVOですが、使えない場面もあるので注意!それが次の2点。
×風が当たらない場所
×運動により汗をかく状況
ガレージや部屋の中等、扇風機があれば別ですが風が無い場所では気化が進みにくいので効果が発揮されづらいです。外ならキャンプや釣りなど風がある程度ある場所なら効果があるかもしれません。
また、休憩する際にベストを脱いでバッグの中に入れていたのですが、その間に気化が進んだらしく次に着た時にバッグの中が若干湿ってる感じがありました。中に水が残っている間は風通しの良い場所に置いて置いておいたほうが良さそうです。
本来の使い方とは違いますが、冷たい水を入れれば入れた直後〜30分ほどは冷えた状態のベストを着用できますので、前日に冷蔵庫で水道水の入ったペットボトルを冷やしておいて、朝にその水を入れて着用すればツーリング準備をする間ぐらいは涼しい環境で着用することができます!
熱中症対策は万全に
先日もバイクに乗っている時に熱中症になり倒れられた方がいると見聞きしました。
熱中症そのものももちろん怖いですが、走行中となると転倒のリスクも跳ね上がります。
こまめに水分・塩分を摂る・睡眠時間は十分に・休憩を取る・冷却グッズを使うなどの熱中症対策を万全にして、安全に夏のツーリングを楽しんでくださいね。
Youtubeでもインプレしていますのでよろしければこちらもどうぞ♪
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