昨年の夏から会社でコツコツ直したカブ。
途中あれこれトラブルはありましたが、今では元気に走るようになりました。東京から静岡県までカブミーティングに参加したり、ラリーイベントSSTRで石川県まで走ったりと大活躍しています。
そういえばカブが国内生産に回帰しました。
一度乗る機会があったのですが、エンジンもパワフルだし、足回りもいいし、全てがワンランクUPしたような仕上がりです。ネットのレビューを見てみると評判もいいみたいですね。
反面、がっつりとカスタムするためのベース車両として選ばれるのは、まだまだキャブ車が人気のようです。(会社で直したのもキャブ車でした↓↓)
ネットなどでよく見かけるカスタムとして、バーハン化、リアフェンダーのカット、サブフレームの溶接、テレスコ化、ボアアップ、キャブレターなど、思いつくだけでもいっぱいあります。
自転車に近い感覚で気軽に弄れますし、国内外様々なメーカーからパーツが豊富にでているのでカスタムの幅は無限大です。
で、カブのカスタムをあれこれ調べて気が付いたことがひとつ。。。
カブ用のカッコいいフロントフェンダーて無くない??!
カブのカスタムでよく見かけるのが、フロントフェンダーがないパターン↓Honda Super Cub | Bike EXIF
出典: bikeexif.com
なぜ装着率が低いのか自分なりに考えてみたのですが、
1、チョッパーカスタムの影響
2、タイヤのパターンが見えて迫力がでるから
3、そもそも晴れの日しか走らない
4、カッコいい(装着したいと思う)フェンダーが世の中に無い
という、4つの理由になるのではないかと推察しました。
ただフロントフェンダーが無い状態のバイクに乗ったことのある方なら知っていると思いますが、
雨のなか走ると泥ハネが半端ない。
ヘルメットまで一直線に水しぶきが飛んできます。
フェンダーが無い状態のカブ↓↓
もともとこのカブをつくるとき、カブベンチャー(カブ+アドベンチャー)というコンセプトを掲げました。実用的でカッコいい、そんな姿が目指すところなのです。
それでもかれこれ4000kmくらい、フェンダーなしで乗ってました。
その理由は世の中にカッコいいカブ用のフェンダーが無いから。
・・・・・・・・。
無いなら作ればいいじゃない。
といわけで今回は、カブ用のフロントフェンダーを作ってみたいと思います!
素材はこちら。大磯のフリーマーケットで手に入れたスチールフェンダー(¥500)。売っていたおっちゃんは「YAMAHAの車両についていた物かな」と言ってました。18インチホイール用な気がします。
どうやって車体に固定するか。
純正のフェンダーをとめていたボルトと、サスペンションを固定しているボルトが使えそう。
そのままだと幅が広すぎるので、寸法を測ってから両サイドをカットします。
綺麗に3分割できました。
切りっぱなしだとバリが残っているので、このあと綺麗にならします。
前後のバランスを見てみます。全長は詰めなくてもよさそう。
フォークの間を通る場所が狭いので、その分をカットします。
メーターワイヤーの逃がしも作りました。
続いて固定用の金具づくり。
板に大まかな形を描いて、
L字のステーを作製。
先に作ったフェンダーに溶接。
続いて後ろ側を固定するステーを作ります。
鉄板にこんな形を描いて切り出します。
6mmの丸棒を現物合わせで曲げ。
こんな感じで溶接。
フェンダーに固定します。
サスペンションと共締めする部分もL時のステーを作って溶接&固定。
というわけで完成!
このフェンダーを作ってすぐ、東京→静岡→石川→東京という1300kmほどのツーリングに出かけたのですが、全く問題ありませんでした。
どうでしょう?!タイヤとのクリアランスをとったことで、オフっぽい感じが出ていると思います。
昔のトレイルカブみたいな雰囲気になりました!
道具さえあれば結構簡単に作れるので、DIYが好きな方は是非お試しあれ!
※鉄で作る場合は錆止めをすることをお勧めします。
Fフェンダーをつけて石川県まで行ってきました↓↓
コメントを残す