東京モーターサイクルショーシリーズの初回(国内メーカー編)では、バイク女子であり、女優さんでもある中尾芽衣子さん(身長163cm)に色々なバイクに跨ってもらいました。
今回も、前回の国内メーカー編に引き続き、中尾芽衣子さんとJ-AMBLEさんのご協力の下、中尾さんにRossoStyleLabのジャケット(ROSSO ダブルライダースレザージャケット)を着てもらってのレポートとなります。

今回は、国内メーカーのバイクとは趣向の異なる重厚感や奇抜さ、洗練さ、あるいは圧倒的な存在感のバイクなどに跨ってもらってきました。
なお、紹介車両のスペックについては、個人的にその車両の魅力となる部分だと感じたものを挙げています。
このため、排気量だけであったり、最高出力も示していたりと統一性の無い表記となってしまっているのですが、その点についてはご容赦願います。
さぁ、それでは今回も、色々と跨っていただきましたので御覧ください!
Harley-Davidson
120周年アニバーサリーモデル ストリートグライド

排気量:1,868cc
オイオイオイ!
”跨っていただきましたので~”って振っておきながら、いきなり誰も跨っていないじゃない!
って思ったアナタ!正解です!
コチラはステージ上のバイクで、跨らせてもらう事ができなかったのです(*_*;
ですから・・・次、次にご紹介するバイクには、ちゃんと跨ってもらっていまので、ご期待ください!
さて、コチラ、アニバーサリーモデルのストリートグライドは、洗練されつつも、昔ながらのアメリカンな雰囲気を押し出した圧倒的な存在感を出しつつも、コーナリング電子制御リンク度ブレーキや、コーナリングABS、タイヤ空気圧モニタリングなど、最新の技術も詰め込まれたことによる安全性の高さが光る一台です。
120周年アニバーサリーモデル ファットボーイ

排気量:1,868cc
ちょ~っと!
お姉さん跨ってくれてるけど、人違いますよ~!と思ったアナタ!
そうなんです!
コチラのバイクもステージ上のバイクで、跨らせてもらうことが出来なかったのです!
でも次は大丈夫!
三度目の正直ってやつですから!
こちらもアニバーサリーモデルになります。深みのある赤がセクシーですよね!
さて、このモデル、“ファットボーイ”の名のごとく、フロント160mm、リア240mmの極太タイヤと、鉄塊感を醸し出すライト周りが、マッチョな力強さを感じさせてくれます。
車両重量は317kgとかなりあるのですが、是非女性に乗ってもらい、ギャップ萌を感じさせてもらいたいと思うバイクです。
ナイトスタースペシャル

排気量:975cc
二度ある事は三度ある!なんて思っていた人はいませんか?
やっと跨れるバイクが来ましたよ!
この黄色、ステキですよね!でもなぜか、カラーリングの名称は、”シルバーヒューズ”と言うらしいんです(゚Д゚)ノ
レトロポップなカラーでありながら未来感を醸し出す外観デザインに、水冷ならではの扱いやすさも兼ね備えた1台です。
熱ダレを起こしにくい水冷エンジンを採用したこのマシンは、空冷というハーレーらしさとのトレードオフを加味しても、渋滞の多い日本の道路事情に適した進化を遂げているといえるのではないでしょうか。
また、Bluetoothによるスマートフォンと可能なメーターを備えるなど、電脳装備も充実しているそうですよ。

BMWmotorrad
M1000RR


最高出力:212馬力
最高速度:314km/h
今回の東京モーターサイクルショーの目玉の1つでもある新型のM1000RR。
こちらもステージ上に初お目見えしたバイクでしたので、跨らせてもらう事はできませんでした!
さて、ニューモデルと言いつつも、パッと見の印象は従来のモデルと同じようにも見えるのですが、フェンダーと一体化したフロントブレーキダクトは、一般の市販車両としては世界初なのだそう。
そして、エアロダイナミクスの徹底的な見直しにより、最高出力を変えずに最高速度を8km/h高めているといいます。
サイドカウルから突き出たウイングレットは、車両サイズに対して小さいようにも見えますが、300km/hで最大22.6kgものダウンフォースを発生させるそうです。
R1250GS ADVENTURE

最高出力:136馬力
最高速度:200km/h以上
大陸を横断するような長旅に適したこのバイクは、30Lの大容量を誇るタンクを備え、無給油で630kmを走破することができるといいます。
630kmと言われてもなかなかピンときませんよね?
高速道路を使って、東京から秋田県、あるいは東京から兵庫県あたりまで行ける距離ですね。
無給油でそれだけ走れたら、通常のツーリングでは給油の心配が無用になりますね!
航続距離の話ばかりになってしまいましたが、コチラもBMWモトラッドの旗艦の一翼を担うバイクですから、BMWモトラッドが誇る最新のサポート制御システムが詰め込まれ、走行時の安全性も高く、最強の旅バイクの一角を担う存在です。

Triumph(トライアンフ)
THRUXTON(スラクストン)

排気量:1,200cc
最高出力:105馬力
シングル化されているテールカウルが超カワイイとご機嫌で跨ってくれた中尾さん。
スペックだけに目を向けると、現代のリッターマシンとしては平凡な数値に感じてしまうかもしれませんが、元祖カフェレーサーのスタイルを受け継ぐその美しいスタイルは、大人の魅力を感じさせてくれます。
また、足回りには、フルアジャスタブルの倒立フロントフォークと、リザーブタンク付きオーリンズのリアショックを備えていることから、走りを楽しむ事もできつつ、ゆったりと走っていても絵になる魅力的な一台と言えるのではないでしょうか。
MVアグスタ
F3RR

排気量:798cc
最高出力:147馬力(レーシングキット装着時:155馬力)
コチラ、一般には跨る事ができないようになっていたのですが、お願いしたら跨らせてもらう事ができちゃいました!
こちらのF3RRの”RR”は、クラス最高峰のパフォーマンスを提供することを念頭において冠されたものなのだそう!
そのエンジン性能は、800ccクラスでありながら最高出力147馬力を発揮するそうです。

単なる機能美ではない美しさと機能性を兼ね備えた外観は、走る宝石と称えられるMVアグスタの象徴でもあると言えます。
Indian Motorcycle
Pursuit Limited

排気量:1,768cc
ひと目見た瞬間に”でっか!”というフレーズが口からもれてしまいました。
ハーレーのCVOロードグライドよりも約4cm長い全長を誇るPursuit Limitedは、一般的な大型バイクが中型サイズに見えてしまうほどの存在感があります。
そして、ゆったりとしたパッセンジャーシートとライディングシートには、その全面にキルティング加工が施されてラグジュアリー感が演出されており、126年の歴史を誇るインディアンモーターサイクルの旗艦に相応しい一台と言えます。

FTR Sport

排気量:1,203cc
FTR750フラットトラックレーサーをベースに設計された車体は、非常に高い運動性能を誇るそうです。いわゆるアメリカンのエンジンを搭載したじゃじゃ馬というと、ビューエルのバイクを思い出しますが、それよりも軽量に見えるこのバイクが、どのような走りを演出してくれるのか気になる一台です。
Royal Enfield
クラシック350

排気量:349cc
最高出力:20.2馬力
クラシカルなデザインをそのまま受け継いだ懐かしさと芸術性を感じさせるデザインです。“ライダーを癒し、未了し、感動させる”と表したメーカーの表現がピッタリとあてはまり、街のどこに停められていてもその雰囲気にマッチしてしまいそう。
丸いヘッドライトや丸いウィンカーのバイクが好きだという中尾さんが最も惹かれていたバイクだったと思います。

PEUGEOT MOTOCYCLES
XP400GT

“攻め”を意識させる外観を持つスクーターとしては、SPEEDFIGHTというモデルがあったのですが、そのモデルとも一線を画す、メーカー発となるオフロード仕様のパワフルなスクーターです。
個人的には、オフロード車にトルコンが必要か?という点にはちょっと疑問を持ったのですが、クラッチの無いスクーターには、そうした機能があった方がオフロードは走りやすいのかもしれませんね。
ちなみにこのバイク、“あらゆる道を制覇する”という謳い文句掲げており、私的には、今乗ってみたいバイクの1つになっています!

Boss Hoss Motorcycles
383GANGSTA TRIKE(ギャングスタ・トライク)

最高出力435HP/5600rpmを発揮する排気量6300ccのV型8気筒という巨大なエンジンと、3600mm・1430mm・1400mm(全長・全幅・全高)という巨大なボディを採用した、量産型の市販車では最大級のトライクです。
東京モーターサイクルショーの全車両の中でも圧倒的な存在感と異質感を漂わせていました。その心臓部であるエンジンはなんと、アメリカンマッスルカーの代表でもあるシボレーコルベットに搭載されているもの同等のものなのだとか!
EV
CAKE
オッサ

カルク

以前、マッカというモデルを紹介した事がありますが、とにかく洗練されたオシャレさが魅力です。
写真のカルクには、ウインカーやミラーなどの保安装備が取り付けられていないため、公道を走る事はできませんが、一見するとコンセプトマシンのような雰囲気のあるオッサは、そのまま公道を走る事ができるんです!
オッサに搭載されている大型のバッテリーは、外部出力が備えられており、そのままポータブル電源としても利用することができます。
エネルジカ
ESSEESSE9

一般的なEVバイクとは一線を画す超パワフルな電動バイクです。
その最高出力は、馬力換算で171馬力、最高速度は200km/hに達するそうです。
デモ走行のビデオでは、タービンエンジンのようなキーンという金属音を轟かせて疾走していました。

なんと、オートマで、シフトペダルもありません!アクセル操作だけで最高速まで一気に加速します!
FELO
M壱

ホンダのデザイン部門出身者が立ち上げたメーカーのFELO

モトコンポにインスパイヤされて作成されたというこのバイク、確かに、ハンドルなどの格納スタイルから外観の雰囲気までそっくりです。
しかしながら全体的に現代風にアレンジされており、とにかくカワイイ!
コンセプトモデルとのお話でしたが、そのバッテリーは電源としても活用できるようにするとのこと。販売が楽しみな1台です!
次は、ライディングやツーリング、カスタムなどを支えるパーツや用品のメーカーさんについてご紹介したいと思います!
アレも欲しい!コレも欲しい!と思えるような魅力的なパーツや用品を紹介したいと思いますので、楽しみにしていてくださいね!