モーターショーに大興奮ですが嫁は全く興味がないようです。
こんにちは、ワールドウォークの番頭さんです。
今回試乗インプレッションをお届けするのはヤマハのシグナスX。
僕は初代から試乗経験があるのですが最新モデルは5代目。いい機会なので歴代モデルを振り返ってみましょう!
シグナスXの初代から現行モデルまでの歴史

初代シグナスX
初代シグナスX 型式BC-SE12Jは2003年5月30日に発売。タフネス・コンフォート・コミューターをコンセプトに開発され都市部の通勤用途で求められる走行性や利便性を実現したモデルとして人気を博しました。

2ndシグナスX
2代目シグナスX 型式EBJ-SE44Jは2007年12月14日に発売。前モデルまでアナログなキャブ制御だったのに対して、フューエルインジェクションを採用しました。

3rd シグナスX
3台目シグナスX 型式EBJ-SE44Jは2013年2月8日に発売。外観が一新したものの型式が変わらなかったので、ユーザーの間では3rdシグナスXや台湾での型式SE465といった呼ばれ方をしました。

4th シグナスX
4代目シグナスX 型式EBJ-SEA5Jは2015年11月20日発売。シグナスXユーザー待望のリアブレーキがディスク化され、ホイールやフレームなど積極的な軽量化に取り組んでおり従来比4kgとしています。
型式は2017年に平成28年度国内排気ガス規制に適合したタイミングでEBJ-SEA5Jから2BJ-SED8Jに変更になりました。

5th シグナスX
5代目シグナスX 型式2BJ-SED8Jは2018年11月9日発売。デザインが一新しましたが型式は2BJ-SED8Jのままです。
外装類はかなりデザインが変わっているので社外のパーツを装着する場合には適合情報に注意が必要です。
5代目シグナスXの装備をチェック!
導光タイプのLEDテールランプが特徴的!

導光タイプのLEDポジションライト
4代目シグナスXから採用された導光体併用LEDポジションライトは引続きリアビューの大きな特徴となっています。
真ん中下部分にあるのがLEDのストップランプ。小型ですが作動時は視認性に優れた明るさです。
ヘッドライトもLED

4代目からデザインが一新されたフロントまわり
4代目まではバルブだったヘッドライトがついにLED化。3つの高輝度LEDを採用していて、左右にLEDのポジションランプも配置。
少し横に広い印象になりました。
リアブレーキは4代目からディスクに変更

制動力やタッチに優れたディスクブレーキ化はシグナスXファン待望の装備
前モデルからリアブレーキはディスクブレーキ化。制動力だけでなくブレーキかけはじめのタッチも良くなりました。
シート下にはフルフェイスヘルメットの収納は微妙

シート下にSHOEI Z-7はなんとか納まった
シート下収納スペースにはSHOEI Z-7のMサイズは納まりましたが、少し強めに押さないとしまりませんでした。
キズ等が気になるので、フルフェイスを使っているならキャリア・ボックスを追加したいところです。
ハンドルカウルのデザインは初代から受け継がれた

ハンドルカウル形状を見れば一目でシグナスXだとわかる
縦に狭く左右にウインカーを備えたデザインは初代から変わらない特徴的なデザイン。
シグナスの名前の通り「白鳥」をイメージしています。
白鳥のくちばしの先端が黒い事もありハンドルカウル真ん中が黒く塗装されている年式やモデルが多いのも特徴的です。
DC12Vジャックが追加で更に便利に

使い勝手は更に向
コンビニフックや500mlのペットボトルも収納可能なフロントポケットは従来どおりですが、メインキーの上にDC12Vのジャックが追加されました。
ミラーマウントのスマートフォンバーなどを装着すれば充電しながらスマホを使う事ができます。
シグナスXの燃費は?
通勤で何日間か街中で使ってみたところ、燃費は32km/Lでした。
ホンダのESP、ヤマハのブルーコア、スズキのSEPなどのフリクションロスを少なくしパワーと燃費を両立したエンジンと比べると少し見劣りする数値ですが、走りはどうなのでしょうか?
5代目シグナスXの走りはどうだ?

ホイールまで赤いのが印象的でした!
走り出してすぐに感じるのが重心の高さとアクセルレスポンスの鋭さの二点です。
シグナスXは初代から足つきが良くありません。
サスペンションのセッティングもスポーティーにしているので、基本的に硬め。
なのでライダーが跨っても体重で沈み込む量は少なめです。シートも広めで高さも775mmと低くはありません。
アクセルを開けるとすぐにエンジンの回転が吹け上がり加速も現行の原付二種スクーターではトップクラス。
低速時の加速を重視したセッティングになっているわけではなく、60km巡航からのアクセルの継ぎ足しにもしっかり反応します。
最高速は100km/hまでは確認できました。エンジン自体の性能が良さそうなのでインジェクションや駆動系をいじってみたくなります。
重心が高めなのでコーナリングの際には寝かしやすくシャープに曲がれます。
4代目からディスク化されたリアブレーキはタッチも制動力もしっかり向上していて使い勝手抜群です。
走りに重きをおいた原付二種スクーター

通勤がめっちゃ楽しくなる!
原付二種カテゴリは人気なのでラインナップも拡大傾向にあります。
車種ごとに特徴が異なるのでユーザーが重視するポイントで選べるようになりました。
シグナスXの特徴は圧倒的な走行性能です。
3代目までは走り出しからの加速が鈍かったので駆動系のセッティングを変えるのがカスタムの傾向でした。
しかし4代目以降のシグナスXは出足からの加速が優れているので走りを楽しむには完成度の高いセッティングになっています。
ですがコレだけスポーティーに走れると、、、
- 扁平率の低いワンサイズ幅の狭いタイヤを履かせてみようかな・・・
- 駆動系のセッティングを変えてみようかな・・・
- マフラーとエアクリーナーを変えてみようかな・・・
更に自分好みにセッティングしようかなと思ってしまいます。
エンジンの潜在能力も高そうなので少しカスタムを楽しむのもありかもしれません。
動画でもシグナスXのインプレッションをしています。
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