今期はクシタニのアドーレジャケットで冬をのりきる予定です!
こんにちは、ワールドウォークの番頭さん、相京です。
今回はヤマハNMAX155試乗インプレッションです!マジェスティS、PCX150と同クラスのスクーターに試乗してきましたがNMAX155は次世代小型エンジン「ブルーコア」を搭載しているのが最大の特徴。
唯一無二のスポーツスクーターTMAX530を筆頭とした「MAXシリーズ」の末弟となるNMAX155。「走り」を重視したMAXシリーズですがその実力やいかに。
NMAX155 最大のバリューはABSが標準であること

ABSが標準装備
PCX150はABSの有る無しが選べます。マジェスティSに関しては製造を行っている台湾では選べますが日本ではABS無しのみです。
しかしNMAX155に関してはABSが標準装備なのが嬉しい。「いやいやABS付って事はお高いんでしょう?」なんて聞こえてきそうですが、
PCX150 ABS付 40万2600円
NMAX155 ABS付 38万5000円
あらやだ!とってもリーズナブルなのです。
今後ABSは義務化されていきますが、バイクの価格は排気ガスの対応や安全装置の追加などで高騰傾向なのでありがたいですね!
NMAX155の装備はシンプル

ヘッドライトはLED
お値段がリーズナブルなので装備も比較的シンプルですがヘッドライトとテールランプはLEDを採用。ウインカーは一般的なハロゲンです。

ギリギリフルフェイス一個は納まる
NMAX155のシート下容量は24L。ライバルと比べても数値的には少ないのですが底が深いのでフルフェイスのヘルメット1個ならギリギリ納まります。僕が愛用しているコンパクトさが売りのSHOEI Z7はギリギリ納まりましたがサイズや形状によっては厳しそう。
またグッと押さないとシートが閉まらなかったのでヘルメットのキズが気になる人はリアキャリアとリアボックス必須です。

メインキー左には小物入れ
ハンドル下、メインキーの左側には500mlのペットボトルが納まる小物入れがついています。休憩の時にグローブを入れたりするのにも便利そう。

リアもディスクブレーキ
125cc~150ccクラスではリアブレーキはドラムを採用している車両が多いのですがNMAX155はディスク。ユーティリティ面は簡素でも走りの装備は譲らない!という意思を感じます。
NMAX155の足つきと燃費

シートの前に座ればべったりつきます!
スクーターは基本的にシート幅が広く前にいくほど絞り込まれている形。
シート高は数値上は765mmですが、座る位置で大きく足つきは変わってきます。ご覧のようにシート前方に座ればベッタリと足がつきますが座面が狭くなるので走行中はやや後ろの方に座るのがベターです。

nmax155のメーター
今回はしばらく通勤でも使用し、高速道路も走行して性能チェックしましたが燃費は37km/Lぐらいでした。このクラスのスクーターだと下道と高速道路での燃費に差はでませんでした。
タンク容量は6.6Lと比較的多め。計算上連続航行距離は240kmぐらいとなります。
NMAX155の通勤での使い勝手は?

NMAX155は通勤で一週間ぐらい使わせて頂きました
走りの楽しさ、燃費、環境性能を両立させたというヤマハの次世代小型エンジン「ブルーコア」。ホンダやスズキも同じように環境性能に配慮しつつエンジン内でのフリクションロスを減らしたエンジンをしていますが、ブルーコアの特性はどのようなものか?
答えは走り出しのダッシュ力が強く中速からはフラットに加速していきます。とにかくアクセルの開け始めのトルク感が強くてパワフルに感じます。
- マジェスティS=走り出しから中間加速まで常にパワフルに加速する 燃費:悪い
- PCX150=走り出しから中間加速まで常にフラットに加速する 燃費:良い
- NMAX155=走り出しはパワフルで中間加速からはフラットに加速する:普通
同クラスですが、エンジンの特性が異なり燃費に反映されています。
足周りは柔らかく乗り心地を重視したセッティングになっています。ストローク量が大きいのダンパーの効きがイマイチですが街乗りでは不満はありません。
NMAX155の高速道路での使い勝手は?
料金所でストップし再加速。合流までには簡単に80km/hまで加速するので高速道路の流れに乗るのは簡単です。一番左車線を走っているのであれば問題ありませんが、追い越し車線に行きたいなら結構ガッツリアクセルを開けないと流れに乗れません。
高速巡航から追い越し車線に移る際の加速がやや鈍く感じるのはPCX150と一緒。またエンジンの音はNMAX155の方がやや大きく感じました。
ただ乗り心地はマジェスティSを合わせた3段の中では一番でした。足周りのセッティングが柔らかいので段差を越えた後の突き上げ感が少ないのです。
マジェスティSのエンジンでNMAX155の足周りを組み合わせる事ができれば高速道路の使い勝手最高の150ccクラススクーターができそうです。
今後のモデルチェンジでお値段と装備がどうなるか注目
NMAX155のライバルといえるPCX150は既に3代目。モデルチェンジ毎に装備が充実し走行性能も熟成されてきました。
ただまぁ、それと共にお値段もジリジリと値上がりしてきたわけで。。。
PCX150(ABS無し)の場合初代から32.9万、36.0万、37.3万円と値上がりしました。
NMAX155も今後更に熟成されてモデルチェンジされていくと思いますが、お値段がどうなっていくのかも注目しておきたいポイントです。
NMAX155の動画インプレッションはこちら
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