加速重視なら絶対コレ!ヤマハ マジェスティS試乗インプレッション

シート前方に座れば両足つま先は着きました

久しぶりに電車通勤だったのですがバイクに比べて楽チンですが楽しくはありません。

こんにちは、ワールドウォークの番頭さん相京です。

PCX150が登場してから高速道路の走行が可能な150ccクラスのラインナップが徐々に広がりつつあります。

車格がコンパクトで高速道路の走行が可能な150ccクラスは使い勝手が良いですが魅力的な車両がなければユーザーも広がりません。魅力的な車両が増えてきているのも人気を後押しする要因といえます。

今回紹介するマジェスティSは広がりつつある150ccクラスの中でも走行性能を重視しています。いつも通り街中での性能を試しつつ、高速道路での性能も試してみました。

今回紹介するマジェスティSは2代目

初代マジェスティS

初代マジェスティS

マジェスティSの登場は2013年。2012年にリリースされ当時大ヒット中だったPCX150と双璧をなすほどの人気でした。

2016年にはマイナーチェンジ。欧州仕様のフロントサスペンションや新しいデザインのLEDポジションランプが採用されました。

そして2018年にモデルチェンジした2代目マジェスティSが今回紹介する車両です。

2018年モデルのマジェスティSはユーティリティ装備が充実

ヘッドライトがLED化。画像はロービーム点灯時

ヘッドライトがLED化。画像はロービーム点灯時

一般的なバルブタイプだったヘッドライトはLEDに変更。ロー側がリフレクタ、ハイビームはプロジェクタータイプを採用した迫力のあるデザインとなっています。ポジションに導光タイプのLEDが採用されているのも特徴的。

12V DCジャックが追加

12V DCジャックが追加

ハンドル右下に12VのDCジャックが追加されました。マジェスティSはバーハンドルを採用しているのでスマホホルダーをマウントして充電しながら使う事もできそうです。

シート下容量は変わらず

シート下容量は変わらず

ライバルと比べてもマジェスティSのシート下トランクスペースは広めの32L。フルフェイスヘルメットも収納可能ですが、愛用のSHOEIのフルフェイスZ7は少し強めにシートを閉めないとロックしませんでした。雨が降っていなければ別途装備されているヘルメットホルダーを使いたいところ。

同クラススクーターのシート下容量
PCX150:28L NMAX155:24L トリシティ155:23.5L

ステップがあるのもグッド!

ステップがあるのもグッド!

ステップがあるのも街中のコミューターとしてはポイント高し。コンビニフックに長物を入れて走る事もできちゃいます。

マジェスティSにはABS仕様も欲しかった!

日本仕様はABS付きは選べない

日本仕様はABS付きは選べない

マジェスティSの製造は台湾ヤマハで行われています。日本以外の国ではSMAXという名前で販売されていますが、台湾ではABS付のモデルも販売されています。

現在のレートでマジェスティSの現地価格はABS無しが34万3000円。ABS有りは37万8000円と価格差は3万5000円ほど。

安全性を考えればABS付を選ぶ人も多いはずなので購入時に選択できるようにしてほしかったところです。

マジェスティSの足つき性と燃費は?

シート前方に座れば両足べったり着きました

シート前方に座れば両足べったり着きました

マジェスティSに身長164センチの番頭さんが跨ると絞られているシートの一番前に座れば両足べったりつきました。

シート高は795mmと決して高くはありませんが、座る位置でかなり足つき性が異なります。

後ろの方に座るとシートが幅広なので足つきは良いとはいえません。

マジェスティSの燃費は街中の通勤で使ったところ32km/Lでした。タンク容量が7.4Lなので計算上236.8キロ走る事になりますが200キロぐらいが給油タイミングになりそうです。

マジェスティSは通勤が楽しくなる走行性能

レスポンスの良いエンジンが最大の魅力

レスポンスの良いエンジンが最大の魅力

マジェスティSの特徴はとにかく走りがキビキビしているという事。

同じクラスのスクーターと比べるとやや燃費は悪いのですが、原因はアクセルを開けた瞬間に一気にエンジンが6000回転ぐらいまで回るから。

常に高い回転で走行する事になるので燃費は悪くなりがちなんです。

その反面レスポンスはキレキレです。40、50キロの巡航から少しアクセルを継ぎ足しただけで鋭い反応を見せてくれます。

ただ乗り心地という点で言うと前後のサスペンションがハードなセッティングになっており硬く感じます。

初期型のマジェスティSは更にフロントフォークが硬い印象がありましたが2016年のマイナーチェンジで欧州用に変更された事で多少改善されました。

ブレーキは前後ディスクブレーキで比較的ガッツリ効く印象です。僕は街中で速度をコントロールする時にはリアブレーキを頻繁に使いました。

マジェスティSのエンジンは高速道路でも頼りになります!

首都高の湾岸線から横羽線に抜けるルートを走ってみました。

当初さすがに150ccでは3車線の一番左を走るのが精一杯かな?と思っていたのですが、周りの車の巡航に合わせて問題なく走行可能でした。

更に何度か追い越し車線も走ってみましたがパワー的には余裕がありました。

高速での巡航状態からでもアクセルを少し開ければ、シャープに加速するので追い越しで慌てる事がありません。

街中では少しハードなタッチの印象があったフロントブレーキも高速道路では頼りになります。

ただサスペンションが硬めなので高速道路の継ぎ目部分などは突き上げ感がありました。

公道でも高速道路でも乗り心地は少しハードな印象です。

マジェスティSは高速道路を頻繁に使うなら頼もしい相棒になる

最近各社から低燃費高効率のエンジンが搭載された車両がリリースされています。

これらの車両の特徴としては加速特性がフラットだと言う事。

街中などで巡航状態から少しアクセルを空けてもマジェスティSほどパワフルに加速しません。

首都高は80km/h規制なので100km/hで巡航する事はできませんでしたが、マジェスティSなら安定して走れそうです。

次も他社の150ccクラススクーターの試乗をして違いを体感してみたいと思います。

下道インプレッション動画

高速インプレッション動画

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