定期的なランニングで体が絞れてきました!こんにちはワールドウォークの番頭さん相京です。
相変らず原付二種クラスが人気となっており、ジャンルも広がりつつあります。一般的なスクータータイプからギア付、トリシティのような三輪まで登場!
そんな中、地味に選択肢が広がっているのが「フルサイズ125ccバイク」です。僕が勝手に命名したのですがジャンルの定義としては250ccクラスと同等の車格ということ。
本来125ccクラスは「日常的な足」という側面が強いので荷物をいれる事ができるスクータータイプ意外は受け入れられないと思っていました。
特に250ccクラスと同じ車格となると駐輪場にも入れにくいですし、サイズが大きいと手軽さが損なわれてしまいます。そのためフルサイズの125ccが国内ラインナップに並ぶ事は殆どなかったんです。
しかし現在は徐々に広がりを見せています。今回はそんなフルサイズ125ccバイクの1台。KTM 125DUKEの広報車をお借りしたのでインプレッションしてみたいと思います。
125DUKEの車体は250と390と共通です

125DUKEサイドビュー
DUKEはKTMでは「ネイキッド」のカテゴリ。排気量は上から1290、790、390、250、125の5種類が存在します。
その中でも390、250、125DUKEは「スモールデュークシリーズ」といわれ、生産国はインド。フレームを共通とした兄弟モデル。
1290と790DUKEはKTMの本国オーストリアで生産されていますが、スモールデュークシリーズはインドにする事でコストを削減し販売価格もお値打ちとなっています。
125ccなのにフルサイズなのは250、390と共通の車体を採用しているからなんですね!
装備は超豪華!実勢価格は?

ヘッドライトを含め灯火類は全てLED
125ccクラスが人気なので装備も徐々に豪華になっている印象がありますが、さすがに250cc、390ccと基本的に車体が共通なだけあり装備は超豪華!
灯火類は全てLED
灯火類が全てLEDなのは今時珍しくありませんがヘッドライトASSYの周りを囲むデイライトのような白いLEDは見た目にも美しくインパクトがあります。
メーターは多機能なTFTフルカラー液晶

メーターはフルカラー液晶
メーターは日付やシフトポジションインジケーター、バッテリーの電圧なども表示する事ができるマルチタイプでフルカラ-TFT液晶を採用。まるで小さめのタブレットのようです。

メーターの操作は左ハンドルスイッチで
メーターの表示切替は左ハンドルスイッチで行います。なんと夜になるとボタンの文字部分がLEDで白く光ります!
ブレーキはブレンボブランドの一つBYBRE

ブレーキはBYBRE
BYBREはブレーキシステムメーカーとしては超有名なブレンボのブランドの一つ。ASEAN地域などの小・中排気量車向け専用なのだそう。ちゃんとブレンボのホームページにも掲載されてます。
ハンドルはファットバー

ハンドルはファットバー
最近排気量の大きいバイクでは採用される事が増えてきたファットバーを採用。見た目にも剛性が高そうです!
タイヤは125ccとしては規格外の太さ

リアタイヤ幅はなんと150mm
タイヤサイズはフロント110/70R17、リア150/60R17が採用されています。リアタイヤサイズは250ccクラスでも採用される事がない幅150mmです。ただ気になるのは、タイヤ幅が広ければ走行時の安定感は増しますがパワーが無い車両だと加速が鈍くなってしまう事も。。。
前後サスペンションはWP製

KTMと同じグループ企業のWPサスペンションを採用
今やKTMと同じグループ企業のWP製サスペンションを標準装備。アフターマーケット用に高性能サスペンションを提供するメーカーとしても認知されていますが、125DUKE用にはフルアジャスタブルサスペンションも用意されています。
125DUKEの実勢価格は?
KTMはホームページなどに車両の販売価格が表記されていません。現在の実勢価格は51万円。ちなみに30万円を切る価格帯で売られている125DUKEはKTMジャパンを通さずに輸入された車両なので保証など対象外になるので注意。
さすがに国内メーカーのフルサイズ125ccバイクと比べると少し割高感もありますが、細かい装備を見ていけば納得の価格といえます。
125DUKEの足つき性は?

シート高は830mm
身長164cmの番頭さんが座ると、つま先ソール厚が25mmのWINGLOVE厚底ブーツを履けば両足が地面に設置する感じです。車重が軽いので男性であれば心配ないかもしれませんが女性はちょっと不安かもしれません。

ポジションは楽チン!
少し腰をずらしていますが、それでも接地するのは足の裏半分程度です。ポジションはかなりアップライトで楽チンです。
125DUKEは下道オンリーだけど驚異的な連続航行距離です!

燃費計は精度高かったです
満タン法でも計測してみましたが燃費計は精度が高く、混雑した街中から比較的流れの良い幹線道路まで通勤で一週間ほど試乗しましたが燃費は41km/Lでした。125DUKEのガソリンタンク容量は13.5Lなので計算上は無給油で553.5km走れる事に!すごいぞ125DUKE。
ただメーターのFUEL RANGE【現在のガソリン容量で走行できる距離】に関しては数値がコロコロ変わってあてになりませんでした。ここは注意ですね。
125ccクラスの枠を超えた走行性能がすごい!

125ccとは思えない安定感!
走り出す前に一番気にしていたのがタイヤの太さ。125ccバイクに150サイズは同考えてもオーバーサイズだし加速は相当鈍いはず。。。と思っていたのですが軽快に走るので驚きました。
特に125ccのフルサイズバイクで気になるのは走り出しのトルク。排気量が小さいのでビッグバイクに慣れているとエンストしがちなのです。ですが125DUKEは意識的に多めにアクセルを開けなくてもしっかり加速するのでストップ&ゴーの多い町中でもストレスフリー。
パワーバンドは6000rpm付近ですがレッドゾーンまで回しても3速までは法定速度内で走行する事ができます。公道でレッドゾーンまで使いきれるのは125ccエンジンだけですね。エンジン音かっちょいい!
コーナリングはとにかく楽しい!リアサスペンションが街乗りではやや硬めなのですがコーナリング時はいい感じです。タイヤも太いので安定感がしっかりあります。
ハンドリングも超軽快なので小回りもお手のもの!ただ125ccなので回転の落ち込みには注意が必要。軽快に走るので、つい250ccクラスと同じ感覚のギアで超低速の交差点に入っちゃうんです。なんどかストンとエンストしてしまいました。
アイドリング時のポコポコ音がやや気になった

サイレンサーの前に大きい膨脹室がある
ガンガンエンジンを回している時にはマフラーの音もいい感じなのですが、アイドリング時に「ポコポコ」という音が気になりました。125DUKEはコンパクトなサイレンサーを採用しているのですがエキパイとサイレンサーの間に大きい膨脹室を抱えています。
排気がこの膨脹室にあたる際にポコポコ音が発生するんですよね。。。ここちょっと気になりました。
125DUKEは通勤もツーリングも楽しめちゃう原付二種

メインキーONで「READY TO RACE」の文字が!気分が高まります!
125ccなので高速道路は走る事ができませんが、車格が大きいので安定感は抜群。これはツーリングに出かけても楽しそうです。シートは適度な厚みがあり長時間運転していてもお尻が痛くなりにくかったのもツーリング向きだなと感じさせる要因の一つです。
車格は大きいですが車両重量は軽いのでバイクの押し引きは億劫になりません。毎日の通勤でも使い勝手は決して悪くないはずです。
[…] 出典:motozip […]