年越し宗谷-バイクカスタム編-真冬の北海道をバイクで走る!

MOTOZIPをご覧の皆さんこんにちは!あおです♪

今年ももう終わりですね〜!皆さま年末年始はどう過ごされるのでしょうか?

私は日本最北端・宗谷岬で年越しをしたいと思っています!

何もこんな寒い日にわざわざバイクで寒いところへ向かわなくても、暖かい部屋で家族団欒で年越しを迎える方が200%快適なのですが…どうしても好奇心が勝ってしまうのです(笑)

宗谷岬で過ごすと言っても、そこへと続く道は全面凍結、気温も常にマイナス気温の中を走るので通常のバイク装備では行くことができません。

今回はそんな真冬の北海道をバイクで走るために私がしたバイクのカスタムをまとめたいと思います!このカスタムをすれば絶対大丈夫!というものでもないので、記事を読まれる方はご注意ください。

今回のカスタムは今まで年越し宗谷をされた経験者の方にお話を聞いたり、ブログやYoutubeを拝見したりして行いました。私が1から考えた知恵ではなく、先人達の知恵のおかげです。なのでまずはお礼を言わせてください。本当にありがとうございます!

ではバイクの前から後ろに向かって順にカスタムしたところをまとめていきます!

バイクはYAMAHA SEROW225WE

まず、使用するバイクはYAMAHAのSEROW225WEです。

ほぼノーマル仕様です。シートを変えたり車高を下げたりというカスタムはしていません。

前後スパイクタイヤ

タイヤは前後共にスパイクタイヤを履かせています。ベースはPIRELLIのMT21というブロックタイヤです。

スクーターなどはスパイクタイヤが市販されていますが、大きなサイズのタイヤは自作するか、オーダーして作ってもらうことになると思います。ヤフオクやメルカリで売られていることもあるので、チェックしておくのも◎!ただ、たまにものすごく年式の古いタイヤが出品されていたりするので、要確認です。

中のチューブはSHINKOタイヤのハードチューブを入れました。雪の上は空気圧を下げた方が走りやすくなるのですが、やはり空気圧を下げるとパンクしやすくなるのかなと(昨年ノーマルチューブでパンクしました)

効果のほどはまだわかりませんが、お守りがわりに今回はハードチューブを入れました。出先でパンクした時用の予備チューブは交換しやすいようにノーマルチューブを持っていきます。

スパイクタイヤは禁止なのでは?

ちなみに現在スパイクタイヤは禁止されているというのは皆さまご周知の通りだと思いますが、実は全面禁止ではなく時期・積雪状況・地域によって異なります。125ccまでのバイクはこの規制の対象外です。

北海道では積雪や凍結がある路面においてスパイクタイヤを使用することができます。

ただし、粉じん被害を防止するため極力使わないように努力とされています。私も北海道在住ですが、積雪のある時以外はスパイクタイヤで走らないようにしています。

本州から北海道へ向かわれる方は少し注意が必要で、スパイクタイヤを履かせたバイクでフェリーターミナルまで自走となると規制や罰金の対象になってしまいます;;「フェリーターミナルまでは車に乗せて運ぶ」「北海道に着いてからスパイクタイヤに交換する」などの対策が必要そうですね!

▼参考資料

スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律
北海道公安委員会 道路交通法施行細則
北海道スパイクタイヤ対策条例

スクリーンの取り付け

汎用品のスクリーンを取り付けました。スクリーンとライトの間の隙間は隙間テープで埋めて雪や風が入ってこないようにしています。

グリップヒーターの取り付け

KIJIMAのグリップヒーターを取り付けました。試しに-5℃ぐらいの中を走ってみましたが、一度温まればその後はレベル2ぐらいでも十分暖かいです。

電源はホーンから取っています。バッテリー直付だとバッテリー上がりが心配なので、バイクの電源を入れた時にだけ通電するようにしています。

グリップの取り付けってなんでこんなに硬いんですかね・・・!緩いと危ないので硬いのは当たり前なんですけど、渾身の力でやったので翌日腕が筋肉痛になりました(笑)コツがあるんでしょうね〜

USB電源取り付け

DAYTONAのUSB電源を取り付けました。マイナス気温の中ではiPhoneが電源差しっぱなしでないとすぐにバッテリーが切れてしまうようです。

ハンドルカバー取り付け

ROUGH&ROADのHOTハンドウォーマーを使っています。

ナックルガードまで全て覆えるので手元が広くてハンドル操作しやすいです。ずれないようにナックルカバーとハンドルカバーをビス止めしています。ハンドルの取り付け口は風の侵入を防ぐため、隙間テープで隙間を埋めています。

ブレーキフルード交換

フロント・リア共にブレーキフルードを交換しておきました。頻繁に交換するものでもないのですが、雪の中を走るということは湿気が多い中を走るということなので念の為に。

バッテリー交換

バッテリーも新品に交換しました。もちろんフル充電しています。

プラグ交換

プラグの番手が小さいものに交換しました。番手が大きなものに比べて熱が逃げにくい仕様になっています。

エンジンオイル交換

エンジンオイルはHONDAのULTRA G4という0w-30のものを使っています。

wの前の数字が低いほど低温時でもオイルが柔らかく、低温に強いとされています。0wは外気温が-35℃でもエンジンの始動性が良いとされています。ちなみに「w」はWinterのwだそうです。

冬の北海道では5wと0wではエンジンのかかりやすさが全く違うという記事も見ました。私は0wしか試していないので違いがわかりませんが、0wにしておいたほうが安心だと思ってこれを選びました。

キャブのアイシング対策

私のセローはキャブ車なのでアイシング対策をしています。

キャブヒーターを取り付けるのが一番良いのでしょうが、今回はヒーターを取り付けていないので別の方法を使います。

まずホームセンターで銅線を買ってきて、エンジンとキャブを括りました。銅線は熱伝導率が高いのでエンジンの熱を少しでもキャブに届けられるかなと。

続いてアルミシートでエンジン周りを多い、風や雪が入ってこない&熱が逃げないようにしました。アルミシートがエンジンに当たると熱で溶けて張り付いてしまうので、中にアルミステーで骨組みを作ってエンジンにアルミシートが直接当たらないようにしています。

この方法で昨年は1度もアイシングが起きなかったので、効果はあるのかなと!インジェクション車だとここまでシビアにアイシング対策しなくても良いみたいですね。

ワイヤー注油・グリスアップ

ワイヤーケーブル内に水分があると凍って張り付いてしまうそうです。走ってる最中にアクセルワイヤーがケーブル内で凍りアクセルが戻らないなんてなったら・・・考えただけで恐ろしいです。

冬の北海道は凍結・融雪剤などでワイヤーが切れやすくなるとも聞きます。摩耗しているようだったら新品に交換しておいた方が安心です。

チェーン清掃・注油

冬の北海道を走る走らないに関わらず、定期的なメンテナンスが必要な箇所ですが一応記載しておきます!チェーン自体は半年前に交換したばかりなので、このままでいきます。

サドルバッグ

サドルバッグはエンデュリスタンのブリザードサドルバッグSサイズです。

完全防水防塵仕様なのでカバーをつけずにそのまま使えるのが気に入ってます♪いつ雪が降りだすかわからないですからね。

シートバッグ

シートバッグは同じくエンデュリスタンのトルネード2 Mサイズを使います。こちらも完全防水防塵仕様のバッグです。口が大きく開くので中が出しやすいのもいいですね

シートバッグに悪天候時に後続車へのアピール(追突防止)のために工事現場で使われている誘導灯をつけました。

また、車のライトで反射して光る反射シートも貼り付けました。ホームセンターで1m100円ぐらいで購入できます。

Youtube動画はこちら

Youtubeではさらに細かく紹介しています♪こちらもよろしければどうぞ!

 

次回はウェア編

次の記事はウェア編!人の装備をまとめたいと思います。こちらもぜひご覧ください♪

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